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粉雪

中島美嘉

粉雪こなゆき季節きせつはいつもすれちが
人混ひとごみにまぎれてもおなそらてるのに
かぜかれてたようにこごえるのに

ぼくきみすべてなどってはいないだろう
それでも一億いちおくにんからきみつけたよ
根拠こんきょはないけど本気ほんきおもってるんだ

些細ささいいもなくておな時間じかんきてなどいけない
素直すなおになれないならよろこびもかなしみもむなしいだけ
粉雪こなゆきねえこころまでしろめられたなら
二人ふたり孤独こどくこと出来できたのかい

ぼくきみこころみみてて
そのこえのするほうへすっとふかくまで
りてゆきたい そこでもう一度いちどおう

かりいたいなんて上辺うわべでていたのはぼくほう
きみのかじかんだにぎりしめることだけでつながってたのに

粉雪こなゆきねえ永遠えいえんまえにあまりにもろ
ざらつくアスファルトのうえシミになってゆくよ
粉雪こなゆきねえときたよりなくこころれる
それでもぼくきみのことまもつづけたい

粉雪こなゆきねえこころまでしろめられたなら
二人ふたり孤独こどくつつんでそらにかえすから