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愛のしずく

中島美嘉

あめ自由じゆう
ちる場所ばしょゆだねて
ぬかるみからはなことなんて
らずに

ときにはつよ
視界しかいさえぎるほどに
なくていいものを
ふるいとしてがる

めぐまれても
うとまれても
最後さいご笑顔えがおでいるのは
いまかたち
こわれてしまっても
めぐうから

地面じめんにはじけた
おんてながら
あなたにいにゆく
木々きぎ狭間はざまから
あふれる陽射ひざしがかがや
こんなかぜきていけたなら
このわらぬしあわせを
ひそかにとどけたい
そそあいのしずく

まるでたびのよう
くろいキャンバスに無数むすう
てんてんむす
伽噺とぎばなしかたる

ねん一度いちど
えるように
だれもがいのっているのは
つけられると
しんじるおもいが
うつくしいから

夜空よぞらこと
力強ちからづよとり
2人ふたりむすばれる
がわはばまれて
とおうずもれてもうごかぬ
あんなかぜきてゆけたなら
そうねがなつこころ
ひそかにとどけたい
そそあいのしずく

雨夜あまよ
しのあい
晴夜せいや
さずかるあい

地面じめんにはじけた
おんてながら
あなたにいにゆく
木々きぎ狭間はざまから
あふれる陽射ひざしがかがや
こんなかぜきていけたなら
このわらぬしあわせを
ひそかにとどけたい
そそあいのしずく