男には男の
ふるさとが あるという
女には女の
ふるさとが あるという
なにも持たないのは
さすらう者ばかり
どこへ帰るのかも
わからない者ばかり
愛よ伝われ
ひとり さすらう旅人にも
愛よ伝われ
ここへ帰れと
あの日々は消えても
まだ夢は消えない
君よ歌ってくれ
僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも
ここにあるよと
あの愛は消えても
まだ夢は消えない
君よ歌ってくれ
僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも
ここにあるよと
西には西だけの
正しさが あるという
東には東の
正しさが あるという
なにも知らないのは
さすらう者ばかり
日ごと夜ごと変わる
風向きにまどうだけ
風に追われて
消えかける歌を僕は聞く
風をくぐって
僕は応える
あの日々は消えても
まだ夢は消えない
君よ歌ってくれ
僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも
ここにあるよと
あの愛は消えても
まだ夢は消えない
君よ歌ってくれ
僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも
ここにあるよと
(あの日々は消えても
まだ夢は消えない)
(君よ歌ってくれ
僕に歌ってくれ)
(忘れない忘れないものも
ここにあるよと…)