日本語

虚言症

椎名林檎

しかし何故なぜにこんなにも
かわ
するのかしらね
黄色きいろ手一杯ていっぱい
ひろげられた地図ちずには
なになに
そして何故なぜあめ人波ひとなみにも
傷付きずつくのかしらね
さかなをしている
クラスメイトが
てきではけっしてけっして
線路上せんろじょう
寝転ねころんでみたりしないで
大丈夫だいじょうぶAh
いまきみため
うたうことだって出来でき
あたしは
何時いつ何時いつ
ボロボロできる

たとえば少女しょうじょがあたしを
にくようなことがあっても
れたさき
さぐてるなど
まるまる
いたずらうたがってみたり
しないで大丈夫だいじょうぶAh
いまきみひとりで
きているなんて
えるのきみつね
つねにギリギリできる
あたしは何時いつ
きみおもっているのに

かみさそかぜ
なんともすんなりと
れる
まぶしい
まかせることこそ
わるいこととはわない
無理矢理むりやり
つくろってみたりしないで
大丈夫だいじょうぶAh
いまきみため
うたうことだって出来でき
あたしは
何時いつ何時いつ
ボロボロできる
いたずらうたがってみたり
しないで大丈夫だいじょうぶAh
いまきみひとりで
きているなんて
えるのきみつね
つねにギリギリできる
あたしは何時いつ
きみおもっているのに
Ah ah ah・・・