日本語

意識 ~戦後最大級の暴風雨圏内歌唱~

椎名林檎

あたまればかなめ簡單かんたん片付かたづいて
子供こどもべばよごされないでむのさ
ぼくすこしの光合成こうごうせいきみ似合にあ遺伝子いでんし
ヒトは仕樣しよういことがきなのだらう 「うそクナヨ」

いたらなんだつてしろはいりさうで
こたへなら純粋じゅんすいかれつてゐる こんなふうきみあいする多分たぶん

いくつにればさびしさや恐怖きょうふ
子供こどもてばやが苦痛くつうせるのか
きみした思春期ししゅんきぼくもちゐる反抗期はんこうき
最早もはや語呂ごろはすことがきなのだらう 「うそクナヨ」

いたら どんなほうくつがえして願望通がんぼうどお
こたへなら殘忍ざんにんだまつてゐる こんなふうきみあいする多分たぶん

もう是以上知これいじょうしつてねむらない心中未遂しんじゅうみすい
おも酸化さんかした含嗽藥迷彩うがいやくカムフラーヂュ
もの頂戴ちょうだいなんてむずかつてゐる幼児同様ようじどうよう
母樣かあさま混紡こんぼうぼくぢてゐらつしやいますか

きみあいしたぼく