坂を越えると
この町見えなくなる
あの人はまだ
私の背中を見送っている
手を振れるほど
無邪気か大人ならば
泣かせたりしないのに
花霞いま伝えて
私の心
心配ないと伝えて
愛する人に
幼い日々に
手を引かれて見上げた
この並木道
お願いよ いま咲き乱れて
花霞ねえ守って
あの人の昨日
いつからだろう
その背を追い越していた
花霞ねえ守って
あの人の明日
強がりなとこ
二人は同じだから
晴れ渡る旅の空に
この先待つ日々描いた
それなのに それなのに
苦しくなるのはなぜ?
花霞いま許して
私の嘘を
大人になんかなれない
なりたくもないの
さくら舞い散る季節が
またやってきて
私の心伝えて
愛する人に
愛する人に