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中島美嘉

地下鉄ちかてつの波なみに夢ゆめがのまれてく
繰くり返かえしの日々ひびに疲つかれ果はてている
また今日きょうも
同おなじ靴くつで
同おなじ道みちを行いく

空そらさえ飛とべる気きがしたあの頃ころ
不安ふあんなんてまだ一ひとつもなかった
心こころから
笑わらえたのは
いつが最後さいごだろう

誰だれかのせいじゃない事ことなら
僕ぼくらはもう解わかっているから
変かわる勇気ゆうきを

光ひかり輝かがやくために僕ぼくら
この瞬間ときを今乗いまのり越こえていこう
願ねがう力ちからで叶かなえられる
泣ないてもいい
また明日あした
笑わらえるなら

眠ねむれない夜よるに観みていた映画えいがの
ヒロインを自分じぶんに重かさねて泣ないてた
いつからか
一人ひとりきりが
上手じょうずになってた

次つぎの週末しゅうまつまで乗のり切きれるのは
愚痴ぐちも恋愛れんあいも聞きいてくれる様ような
変かわらない
友達ともだちが
元気げんきくれるから

大人おとなになって気付きづいたのは
大人おとなになんてなれない事こと
夢ゆめは消きえない

少すこし遠回とおまわりして僕ぼくら
強つよく優やさしく今生いまいきて行ゆこう
恥はずかしい事ことなんてないさ
つまづいて
転ころんだって
立たち上あがれる

胸むねに詰つめ込こみすぎて
自分追じぶんおい込こみすぎて
苦くるしい日々ひびも
無駄むだなんかにはしない日ひがくるから