黙って見つめた傍のグラス真紅に刷られた芳しい地図
その迷路を歩いて辿り着いたらすぐに
目を覆え その肌色が今に目を劈くぞ
狂った擬い物のジャズで踊る大勢の巻き添えを連れて昇る
視線が染み込んでその曇りない肌色を
金色に変えていく もう遅いかもしれないな
ああもう堪らない噛みついたって痛くはない
妄想停まらない汗で整髪光る髪が
気道を絞って酸素を忘れたい
深そうに見えるくるぶしの幸皮一枚さえ触れずにいる
振りまいた幸に書いてあることは全て
本当かい?見たことあるのかい?そうじゃないだろう
さあもうこの辺で正体見せろよ真紅の洞窟を引き返せよ
もう忘れてしまったなら嘘の金色の肌が
光が消える頃に共に消えていくのかい?
決めたのかい?
ああもう堪らない噛みついたって痛くはない
妄想停まらない汗で整髪光る髪
応答願いたい立ち止まって見ていたくはない
もう追い続けたい どんな形のお終いなのか
ずっと輝く肌色を見ていたい
離れられない