目めにもの見みせて孤独こどくな人ひと言葉ことばで酔よわせて溺おぼれる程ほどときめきを返かえせ多忙たぼうな人ひと欲よくを抱いだかせて零こぼれる程ほど噫ああ、お前まえさんを征服せいふくしたい奥床おくゆかしき教科書きょうかしょを全部廃棄処分ぜんぶはいきしょぶんしろ「かつて登のぼりし頂いただきの景色けしきが唯一ゆいいつの肴さかなかな(お前まえの観みた山やまとは大たいしたこと無ない)」と、云いいたい僕ぼくは一歩いっぽも動うごかないのさ目めにもの言ゆわす孤独こどくな僕ぼく言葉ことばは覚おぼえず歯はを浮うかす耳みみをそばだて直すぐ塞ふさぐ僕ぼく胸むねも焦こがされずに憧あこがれる噫ああ、お前まえさんを冒涜ぼうとくしたいこの世よの謙遜けんそんと色情しきじょうに抹殺まっさつされろ