氣持きもちは晴はれ身体からだも未まだ自由じゆうが利きく眼めに映うつる良よさ映うつらぬ善よさ隣となりの芝しば青あおく見みえたら出来できるだけ睡ねむるのさ肌はだを包つつむガーゼは白しろい嘘うそ甘あまい羂わな自みずから裏切うらぎるなら樂らくをするに限かぎるさ大人おとなだから小ちいさく唄うたふ位くらい笑わらふ位許くらいゆるしてね息いきが出来できる頃迄ころまで氣きの果はてまで同おなじ風かぜが馨かおつたら善いい手てにする貴とうとさ出来できぬ尊とうとさ覚おぼえた儘まま内緒ないしょの地圖ちずで雨あめの中なかを出掛でかけやう背中せなかを湿しめらすのは赤あかい疑念ぎねん辛つらい罰ばつ憂うき世よに居いた堪たまれない悲劇ひげきが溢あふれたとしやう大人おとなだから今日きょうはまう唄うたふ位くらい笑わらう位許くらいゆるしてね守まもるものは護まもるさ