一体全体東京の何を知っているのかと聞かれたら
何も知らないって答えるけど
小ちゃい頃の朝の匂い甘い桃の匂いがしていたら
確か夏だった それが夏だった
あれから心の片隅に大小
出会いや別れの部屋をこしらえて
東京ハローグッバイ ありがとう
心の部屋に愛を注いでくれた人
東京深夜のスーパーマーケットに並んだ
桃の匂いがした
勝ちたい勝ちたい誰に勝って負けない負けない何に負けない
敵は目に見えず忍び寄る
Fighting Fighting愛のため いつも同じ場所に戻って来るけど
空気は違うね
年を取るのが嫌だったあの頃の悩みなんて
小さいって言えるのなら年を取るのも悪くないね
東京ハローグッバイ あの頃のため息
自分らしく生きていくんだ
故郷の空に昇った入道雲を
今も追いかけているよ
雨の東京傘をさした人の列がクラゲの様に
どこへ行くの? プラリと満ちて引く潮の中を流されてゆく
ねえ いつまで輝いていけるの?
東京ハローグッバイ ありがとう
心の部屋を愛で満たしてくれた人
東京夜景の数だけ夜空から星を奪って
帰る場所とか愛の言葉とか
優しさの中に包まれる Ah