なつかしい人々 なつかしい風景
その総てと離れても あなたと歩きたい
嵐吹く大地も嵐吹く時代も
陽射しを見上げるように あなたを見つめたい
麦に翼はなくても歌に翼があるのなら
伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと
麦は泣き麦は咲き明日(あした)へ育ってゆく
大好きな人々大好きな明け暮れ
新しい「大好き」を あなたと探したい
私たちは出会い私たちは惑い
いつか信じる日を経て 1本の麦になる
空よ風よ聞かせてよ私は誰に似てるだろう
生まれた国育つ国愛する人の国
麦は泣き麦は咲き明日(あした)へ育ってゆく
泥に伏せるときにも歌は聞こえ続ける
「そこを超えておいで」 「くじけないでおいで」
どんなときも届いて来る未来の故郷から
麦に翼はなくても歌に翼があるのなら
伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと
麦は泣き麦は咲き明日(あした)へ育ってゆく
麦は泣き麦は咲き明日(あした)へ育ってゆく