夜霧よぎりのかなたへ別わかれを告つげ雄々おおしきますらお出いでてゆく窓辺まどべにまたたく ともしびにつきせぬ乙女おとめの あいのかげやさしき乙女おとめの清きよき思おもい山河やまがはるかに へだつとも二ふたつの心こころに赤あかくもゆるこがねのともしび とわに消きえず