日本語

祭りのあと

中島美嘉

なさけないおとこ御免ごめん
にもつかないおれだけど
なみだをふいて鳴呼ああ夜汽車よぎしゃれながら

かざらないおまえれたよ
いつもかせたはずなのに
きだョなんて もう言葉ことば出来できない

こいなみだ純情じゅんじょうきるためにはてよう
今日きょうよごれたひとごみに背中せなかまるめてかくれてる
ねむれないまちあいする女性ひとがいる
まえだけがぬほどきさ
秋風あきかぜの SHADOW
わらないなつだれかとめぐり
ゆめなか彷徨さまよいながらなみだてた

それとなくあのいたよ
だれ大事だいじ男性ひとなのか
こころなかじゃ鳴呼ああ無理むりだとりながら

フラれてもくじけちゃ駄目だめだよ
こんなしがないなか
くたびに もうわかくはないさと

野暮やぼでイナたい人生じんせいれることなくかたろう
わるさしながらおとこならいきやさしい馬鹿ばかでいろ

底無そこなしのうみしずめたあいもある
つぶれて夜更よふけにひと
月明つきあかりの WINDOW
かなしみのてに おぼえたうたもある
むねのこまつりのあとで花火はなびきた

ねむれないまちあいする女性ひとがいる
まえだけがぬほどきさ
秋風あきかぜの SHADOW
わらないなつだれかとめぐり
ゆめなか彷徨さまよいながらなみだてた