厳きびしい夏なつもじきに終おわるほっとひと息いきそこの店みせでお茶ちゃでも時ときを刻きざむふたりの話はなし日ひが沈しずむ国くにに明日あしたも来くるはずここに生うまれ幾年月いくとしつき枝えだが分わかれて無限むげんの道みちが見みえる夢ゆめの中なかの白しろい家いえと日ひの沈しずむ丘おかに誰だれかと寄より添そうこの道みちはいつか来きた道みち黙だまりこくる夕焼ゆうやけの午後ごごぼくはちょっと笑わらいたくなる嵐あらしの中なか歩あるくのが好すき坂さかを登のぼればきっと景色けしきが変かわるどこまでもどこまでも日ひがのぼる町まちに今日きょうが始はじまるこの道みちはいつか来きた道みち黙だまりこくる夕焼ゆうやけの午後ごごぼくはちょっと笑わらいたくなる