知らぬ間に増えた傷痕を指でなぞり前を向いた
何よりも譲れないものを灯し続けた歩みの証
悔しかった
弱さを殴った拳に赤い決意を滲ませながら
握り直した
「行ける」
描いた夢に届くまで
二度と涙は見せないと
誓ったあの日の揺るがない想い
今こそ放て
同じ気持ちを持ち続ける難しさに肩を落とし
刃を向けては跳ね返る自己嫌悪の波にのまれた
そんな日々を支えてくれた人がいた
時に見守り時に導き共に励んだ日々
「必ず」
形にして返すまで
二度と弱音は吐かないと
誓ったあの日の揺るがない想い
今こそ放て
何度となく転んでは
膝を擦り剥き歯を食いしばり
笑われても指さされても
掴み取るべき栄冠があるから
味わった悔しさは
今も胸に生き続ける
歩む力に変えていけ
描いた夢に届く日までは
二度と涙は見せないと
誓ったあの日の「頑な」を
今こそ放て
負けるな