風に向かう一輪の花

松田聖子

花はなびらのよう舞まいながら
髪かみをなびかせメロディー奏かなでよう
とても素敵すてきね風かぜのコーラス
幾重いくえにも重かさなり幾重いくえにも重かさなり
人生じんせいをつくっている

不思議ふしぎな力ちからが背中せなかを押おすの
いつも前まえに進すすめるそんな気きがする

風かぜに向むかう一いち輪りんの花はな
可憐かれんに強つよく咲さいていたい
あなたの愛あいが太陽たいようとなって
命いのちをくれたわ
"ありがとう"って言いわせて
笑顔えがおでいられること

花はなびらは散ちり種たねになり
命いのちが芽生めばえ永遠えいえんが生うまれる
変かわらぬ想おもいは奇跡きせきね
まっすぐな気持きもちは まっすぐな気持きもちは
あなたへ続つづくの

信しんじる気持きもちが未来みらいを変かえた
いつでも何なにかが始はじまる気きがした

風かぜに向むかう一いち輪りんの花はな
健気けなげに強つよく咲さいていたい
埃ほこりにさえも曇くもらない
輝かがやき続つづけたい
"大丈夫だいじょうぶ"って呟つぶやくの
明日あしたを迎むかえる時ときに

風かぜに向むかう一いち輪りんの花はな
可憐かれんに強つよく咲さいていたい
あなたの愛あいが水みずとなって
命いのちをくれたわ
"ありがとう"って言いわせて
笑顔えがおでいられること