Sorrows

浜崎あゆみ

手てを伸のばしてももう遅おそくて
取とり戻もどせないことに気付きづいた
愚おろかな私わたしは遥はるか遠とおい所ところまで
逃にげて来きていた

見上みあげた空そらはもう誰だれとも
繋つながってなどいない気きがした

強つよく風吹かぜふいた時とき雨あめが打うちつけたとき
君きみだけが僕ぼくを諦あきらめずにいたんだよ
すごく寂さびしい夜よるも苦くるしかった朝焼あさやけも
君きみを想おもえば負まけてなどいられなくて

まだ間あいだに合あうなら遅おそくないなら
もう一度愛いちどあいを信しんじれるかな
強つよくなんてならなくていいから
僕ぼくが守まもるからって言いってた

空そらに震ふるえる手てをかざして
君きみに届とどけと今叫いまさけんでる

強つよく風吹かぜふく時ときも雨あめに打うたれる時ときも
君きみを見みつめ真まっ直すぐにと歩あるいていく
すごく寂さびしい夜よるも苦くるしい朝あさが来きても
ここで夢ゆめを紡つむいでくよ君きみのために

まだ指ゆびさされてるかな
まだ許ゆるされてないかな
そんな僕ぼくを見みて君きみは泣ないてるかな
もしも滑稽こっけいだって
もしも笑わらわれてたって
二度にどと諦あきらめたりしない君きみのために

こんな世よの中なかだって
狂くるった世界せかいだって
君きみにその綺麗きれいさが僕ぼくを生いかしてる
こんな世よの中なかだって
狂くるった世界せかいだって
君きみの綺麗きれいさが哀かなしいほど好すきだから