原罪と福音

東京事変

どうして生いきるのか僕ぼくは本当ほんとうのとこを知しりたいし是ぜとしたい
みんなきっと愛あいする人ひとを満みたしていたいだけ当然とうぜんでしょうに

分不相応ぶんふそうおうだろうか間違まちがいなんだろうかと訝いぶかしむ胸むねが五月蝿うるさい
いいやそっと背負しょった十字架じゅうじかは置おいて行いこうもう良いいだろう

買かい込こんだ諂へつらいを振ふり捨すてろ全部ぜんぶ抹額まっこうに相対あいたいして正々堂々せいせいどうどうと
大丈夫だいじょうぶ夢ゆめと現うつつと両者りょうしゃ共ども掴つかんだ侭ままで立たち上あがれ何いずれ運うんの尽つきよ

大たいした切きり札ふだもない僕ぼくの好すきな場面ばめんと云いや災わざわい転てんじ福ふくと為なす
ピンチをチャンスに変かえる頓知とんちくらい編あみ出だそうまあ何度なんども
借かり越こした噂うわさは突つっ返かえせ愈々いよいよ身一みひとつ真相しんそうを説といて明々めいめい朗々ろうろうと

大丈夫だいじょうぶ勝敗しょうはいも相子あいこも何方どちらでも呷あおって再ふたたび蘇よみがえれ己おのれ次第しだいの命いのちだと
(いざ祝いわわん我われらが罪つみを許ゆるし清きよめ給たまえ我われらが魂たましいへ主おもの御加護ごかごを)
Glory be unto Thee/Keep our hearts free from sin
Give us Thy grace and protection

昨日きのうの傷きずも恥はじも詳くわしく見みたいだって審判しんぱんを下くだす役やくは自分じぶん自身じしん
さあ今日きょうを明日あしたを世界せかいを僕ぼくは誓ちかって諦あきらめない誰一人だれひとり残のこさずに
信しんじたいもっと尊厳そんげんの値打ねうちを