繰くり返かえす波なみの音おとの中なか眠ねむれない夜よるは独ひとり うらみ言ごと独ひとりうらみ言ごと並ならべる眠ねむれない夜よるが明あける頃ころ心こころもすさんでもうあの人ひとなど ふしあわせになれと思おもう昔むかし読よんだ本ほんの中なかに こんな日ひを見みかけたああ あの人ひとは いま頃ごろは例れいの ひとと二人ふたり曇くもりガラス外そとは寒さむい独ひとり あるくには海うみを見みにゆけば たどりつく前まえに凍こおりそうかもめたちが目めを覚さます霧きりの中なかもうすぐああ あの人ひとは いま頃ごろは例れいの ひとと二人ふたりかもめたちが目めを覚さます霧きりの中なかもうすぐああ あの人ひとは いま頃ごろは例れいの ひとと二人ふたり