気がつけばしたたかに飲んだくれ祭りの街で
道のほとりに身をさらばえて歌う宵宮の歌
見渡せばいつの間に道を知る友とはぐれて
酒の鏡に夜を映して探す北斗七星
注がれる酒に毒でもあれば今ごろ消えているものを
何故ここにいるのだろう
カーニヴァルだったね
気がつけばしたたかに飲んだくれ痛む頭を
赤子のように撫ぜられている何を話したのだろう
身の上を知ればこそ明かせない悲しみもある
通りすがりの人なればこそ言える罪状もある
愚かな望み愚かな暮らし愚かな悔いの繰返し
罪さえも抱きしめて
カーニヴァルだったね
注がれる酒に毒でもあれば今ごろ消えているものを
何故ここにいるのだろう
カーニヴァルだったね