日本語

悲しみのつばさ

松田聖子

なみおと
よこたわる身体からだって
あいたしかめった
がむしゃらに二人ふたり
すなにまみれて
すべてをしくて
たがいのゆめ未来みらいさえも
わがままに勝手かってあいしてた
きっとわかさのせいだったのでしょう

もし あのよるいま
時間じかんもどるなら
そうこころいとたぐりよせ
せてかえなみのよう
こころかさねあい
本当ほんとうあいそだててくでしょう

そらとり
大空おおぞらかすめてばたくわ
わたしまよっていたの
このままでいいのか
そらひろくて
自由じゆうわすれた
かごとりいやだったから
プライドや自信じしんもあったのね
きっと未熟みじゅくなせいだったのでしょう

もし もう一度いちどだけだれ
あんなにあいせたら
もうあやまちなどおかさない
一人ひとりだけじゃひろすぎて
べない大空おおぞら
無意味むいみ場所ばしょかなしいだけなの

もし あのよるいま
時間じかんもどるなら
そうこころいとたぐりよせ
せてかえなみのよう
こころかさねあい
本当ほんとうあいそだててくでしょう