紅をささない くちびるは
愛の言葉に ふるえがち
抱いて語れば いいけれど
それではからだが こわれそう
野暮な男が目を伏せて
息をするのも苦しげに
切ない思いを通わせる
咲かぬなら
咲くまで待とう花蕾
咲かぬなら
咲かせてみせよう花蕾
咲かぬなら
忘れてしまえ花蕾
小首かしげて もの想う
好きな歌など口ずさむ
いずれ女に なるけれど
今まだ稚い その姿
いつか誰かの言葉にも
パッと色づく こともある
その日をおそれて見るばかり
咲かぬなら
咲くまで待とう花蕾
咲かぬなら
咲かせてみせよう花蕾
咲かぬなら
忘れてしまえ花蕾
咲かぬなら
咲くまで待とう花蕾
咲かぬなら
咲かせてみせよう花蕾
咲かぬなら
忘れてしまえ花蕾