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夏のジュエリー

松田聖子

ああ またななつのうみわたって
女神めがみたちこえ
ねえ ほらかぜわせてハーモニーいま
おとずれたばかりのなつたたえてうたいだす

小径こみちけて少年しょうねんには
まだえてもないをつけた
えだにぎられている
うるわしいかおゆめはこぶそのあお

(こいならはじまり) ときめかせて
(陽光ひざし女神めがみの)きんのベール
たたずむわたし指先ゆびさきにゆるく
たわむれるひかりなつのジュエリー

ああそらまわつばさがあったらゆめ
れてすぐにでも
あいするひとのもとへけてきたい
そんな気持きもちがするのは女神めがみのせいかな

(ときをとびこえて)あいのために
(まれてくるのは) アフロディーテ
なつへのドアをけてはしけた
少年しょうねんようかみ
たたずむわたし指先ゆびさきにゆるく
たわむれるひかりなつのジュエリー

ああ またななつのうみわたって
女神めがみたちのくれたなつたたえてうたいだす