何なにも知しらずに あなたは言いったわたまにはひとりの旅たびもいいよと雨あめの空港くうこうデッキにたたずみ手てをふるあなた見みえなくなるわどうぞ帰かえって あの人ひとのもとへ私わたしはひとり去さってゆくいつも静しずかに あなたの帰かえりを待まってるやさしい人ひとがいるのよ雨あめに煙けむった ジェットの窓まどから涙なみだをこらえ さよなら言いうのどうぞ戻もどって あの人ひとのもとへ私わたしは遠とおい町まちへゆく愛あいは誰だれにも負まけないけれど別わかれることが二人ふたりのためよどうぞ帰かえって あの人ひとのもとへ私わたしはひとり去さってゆく