窓まどをあけたら外そとは粉雪こなゆき音おともなくつもるわ街まちの屋根やねに好すきなあの人ひと去さったこの街まち冷つめたく長ながい冬ふゆが来きた私わたしはひとり何なにを頼たよって暮くらせばいいの さびしい街まちで愛あいの手紙てがみを燃もやす暖炉だんろの炎ほのおが涙なみだに ゆれているわコートはおって外そとに出でるのよあなたの愛あいが のこる街まち私わたしは何なにを さがしにゆくの足あしあと雪ゆきに のこしてひとり遠とおい家並いえなみ街まちの通とおりもきれいに白しろい雪化粧ゆきげしょう私わたしに春はるは来くるのでしょうか愛あいした人ひとが見みえない街まちで