私の明日へ

松田聖子

さあ夜明よあけよ新あたらしい始はじまり
翼つばさ広ひろげて一人ひとり飛とび立たとう
あなたのいない空そらは
冷つめたく凍こごえそうで
勇気ゆうきという力ちからで
心こころあたためていきたい

別わかれること運命うんめいなら
なぜ二人ふたり逢あったの?
問といかけても答こたえなんて
きっと見みつからない
悲かなしくても泣なかないこと
決きめたから必かならず
涙なみだ拭ふいて羽はばたけるわ
私わたしの明日あしたへ

何なにが悪わるいの思おもい返かえして
ひとつひとつを後悔こうかいしたって
取とり戻もどせるものなど
何なにひとつないことに
気きがついて悲かなしみに
押おしつぶされそうになっても

あなただけが人生じんせいだと
信しんじてたあの頃ころ
どんな時ときも愛あいしてくとずっと思おもってたの
今いまは強つよく未来見さきみつめ立たっている一人ひとりで
空そらは高たかく広ひろいけれど
きっと飛とび立たてるわ

私わたしの明日あしたへ