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塩屋崎

美空ひばり

つよくなろうと つぶやいた
そんな自分じぶん可愛かわいくて
なみだぬぐった そのゆび
すなにまぶして指輪ゆびわをつくる
かなしいくせを おぼえていたら
わたしあそぼう塩屋しおやのかもめ

うみがあんまりひろいから
うそがつけなく なるんだね
とてもあいつがこいしいと
しろ貝殻かいがらならべてくの
子供こどものように素直すなおになった
わたしかたろう塩屋しおやうみ

けちゃだめよと ささやいた
ひとり自分じぶんに うなずいた
なみをのりこえなみがくる
うみをみてると勇気ゆうきるの
えないつらさ こらえてきる
わたしうたおう塩屋しおやあか