沖おきに寄よる浪なみとんとろり空そらにゃのどかな あげ雲雀ひばり娘むすめ遍路へんろは ひとり旅たびここはどこやら故郷さと恋こいしシャラリコ シャラリコシャンシャラリ八十八はちじゅうはちヶ所かしょ鈴すずだより親おやはないのか母かあさんは問とえばうつむく管くだの笠かさ娘むすめ遍路へんろは まだ二八にはちひと目め逢あいたや母はは恋こいしシャラリコ シャラリコシャンシャラリ頬ほおにちょっぴり なみだ汗あせいつか日ひ暮くれた磯いその道みち帰かえる白帆しらほが見みえたとて娘むすめ遍路へんろは ただひとり帰命頂礼きみょうちょうらい父ちち恋こいしシャラリコ シャラリコシャンシャラリ赤あかい夕焼ゆうやけ見みて歩あるく