00:00:33
(真城最高)ネットで意見してもらって
作品を作るなんて…。
00:00:37
(高木秋人)
作品は邪道でもいいけど
作り方が邪道じゃ駄目だ!
00:00:41
(七峰 透)
残念だな。 亜城木先生なら
賛同してくれると思っていたのに。
00:00:47
面白い作品を作るためなら
手段を選ばない。
00:00:51
他のマンガ家より革新的な考えを
持った作家 そう思ってました。
00:00:57
残念なのは 僕たちの方だ。
00:00:59
亜城木夢叶のファンだという才能ある
人がこんなやり方してたなんて…。
00:01:03
プライドが なさすぎる!
00:01:05
プライドって 何ですか?→
00:01:08
どんな手を使ってでも人気を取る。
それがプロですよね。→
00:01:13
それを邪魔するプライドがある
というのなら→
00:01:16
それは まだプロになりきれて
いないという事です。
00:01:19
マンガは 担当編集と作るなんて→
00:01:22
出版社側が 勝手に作った
ルールじゃないですか。→
00:01:25
編集に頼っているうちは
自分に自信のないアマチュアですよ。
00:01:31
プロを なめない方がいい。
00:01:34
やりたければ やってみればいい。
自分の信じる やり方で。
00:01:38
でも いつか 必ずボロが出る!
00:01:44
♪♪~(オープニングテーマ)
00:01:53
♪♪~
00:02:44
♪♪~
00:02:56
♪♪~
00:03:05
(高木香耶)50人!?
00:03:07
そんなに たくさんの人に ネットで
意見もらってたの 七峰さんって。
00:03:12
誰にも言うなよ。
だ 誰にもって…。→
00:03:15
あっ アシさんとか服部さんね。
00:03:18
その他 誰にもだって。
(香耶)はい…。
00:03:20
ファンだから 俺たちには教えて
くれたって感じだけど 甘いよな。
00:03:26
俺なら絶対 誰にも言わないし
聞きたくもなかった。
00:03:29
ばれたら また
問題になるだろうな。
00:03:33
でも その作り方
面白いの できそうだよね。
00:03:37
面白くなる ならない以前の
問題だろ!
00:03:40
サイコーも言ったが
そんなのプロじゃない!
00:03:42
まあ 読切が載りそうって
言ってたから→
00:03:45
それを早く見てみたいけどな。
00:03:48
「PCP」の上 いかれたくないな。
00:03:51
アイデアをもらってるにしろ
七峰君には才能がある。
00:03:55
読切なら センターカラーだろうし。
ページ数もあるからな。
00:03:59
「シンジツの教室」レベルなら
「PCP」の上 いくよ。
…だな。
00:04:04
ええ~っ 素直に認めちゃうんだ。
冷静な分析。
00:04:09
それより もし七峰君が
連載するような事になった時に→
00:04:13
負けない事。
ああ。
00:04:15
でも あのやり方じゃ うまく
いっても 最初だけだと俺は思う。
00:04:18
なら いいんだけど…→
00:04:20
「やってみなければ分からない」が
この世界。
00:04:23
七峰君なら… 七峰君たちなら→
00:04:26
読切で票取ったら きっと
すぐ連載ネーム 回せる。
00:04:30
読切後すぐの連載会議に
出すだろうな。
00:04:33
じゃあさ
そこに もう1作って考えてる→
00:04:36
面白い連載ネームをぶつけて勝負!
00:04:40
少し前の俺たちなら熱くなって
そう考えたかもしれないけど→
00:04:44
別に七峰君に合わせる
必要も意味もない。
00:04:48
焦らず やるなら確実なもの。
00:04:51
ほんと冷静。 邪道バトルだっけ?
まだ全然 出来てないの?
00:04:56
いや 邪道バトルの その上を行く
サイコーが提案してくれた…→
00:05:01
邪道な王道バトルだ!
00:05:04
えっ!? 何それ?
邪道バトルと どう違うの?
00:05:08
…てか どんどん
ややこしくなってない?
00:05:10
なってる。
00:05:12
(相田総一)
おい 港浦 小杉 知らないか?
00:05:16
(港浦吾郎)下で 七峰君と
打ち合わせしてますけど。
00:05:19
そうか… まあ 無理か…。
00:05:22
(キム ソンギュ)どうしたんですか?
00:05:24
8月10日売りの合併号の読切枠
まだ いい作品がなくて…。
00:05:29
七峰君が この前持ってきたやつで
できないかって話に…。
00:05:33
無理でしょう。 それだと
入稿 今月中じゃないですか。
00:05:37
だよなぁ~。 …と思いつつも
一応 聞いてみよ~っと。
00:05:43
(小杉達朗)えっ 七峰君の「緊張と
それに伴う気体」をですか?
00:05:47
話は してみますが
今からじゃ無理ではないかと…。
00:05:52
じゃあ 7月中にUPできれば
載せてもらえるんですか!?
00:05:55
やります! やらせて下さい!
で でも ネームの直しもあるし…。
00:06:00
大丈夫です!
間に合わせてみせます。
00:06:02
僕 原稿を手伝ってくれる友達
いっぱい いますから!
00:06:06
45ページなら
2週間あれば できます!
00:06:09
友達と… 2週間…?
はい!
00:06:13
(小杉)
じゃあ とにかく今 言った直しが
できてから考えるという事で…。
00:06:18
(七峰)一日で直してきます!
00:06:25
50人中34人… みんな暇なんだな。
00:06:31
言われたのは 「キャラを立てる。
絵のデフォルメ。 下品な表現を変える」。
00:06:45
フッフフ…。
00:06:53
ぼ… 僕が言った直しと
全然 違うじゃないか。
00:06:56
でも 面白くなってますよね。
よく読んで冷静に判断して下さい。
00:07:03
判断しかねるなら
上の人に見てもらって下さい。→
00:07:06
僕は これで通ると思います。→
00:07:08
もし通らなければ
その合併号での掲載は諦めます。
00:07:15
分かった。
これで見てもらおう。
00:07:18
ありがとうございます!
00:07:20
小杉さんなら分かってくれると
思ってました。
00:07:23
有能な担当さんが付いてくれて
本当に 僕は幸せ者です。
00:07:29
(相田)こう直してきたか…。→
00:07:31
めちゃくちゃ面白いじゃんか。
(港浦)すごいっすね~。
00:07:34
(服部 哲)一見
ギャグにしか思えない設定だが→
00:07:37
キャラの心理を深くリアルに
描写する事で→
00:07:39
真剣なストーリーとして
読まされてしまいますね。
00:07:42
(港浦)小杉 ラッキーだな!
00:07:45
1年目で… あ いや まだ2か月で
こんな読切 掲載できるなんて。
00:07:50
でも なんか… 自分で作ってる気
しないんですよね。
00:07:55
まあ 配属されたばかりで
こんなトントン拍子に事が運んだら→
00:08:00
そう思って当たり前だよ。
00:08:02
よし これでいくぞ!
これなら上もOKを出す。
00:08:07
本当に今から描いて
間に合うんだろうな。
00:08:10
はい。 本人は
2週間あれば 描けると…。
00:08:13
2週間!? マジかよ…。
天才だな。
00:08:17
でも 個人的には この作品
あまり好きになれないんですよね。
00:08:22
(港浦)何でだよ。 面白いって!
00:08:24
うん 確かに面白い。 18歳の作った
作品とは思えないほどに…。
00:08:30
巧みさはあるが
若気がないというか…。
00:08:33
そう! 新人らしくないんです。
票 取った時のために→
00:08:37
もう連載用の形も
大体 出来てるって言ってました。
00:08:41
(キム)すげ~な。
(港浦)…っていうか 小杉
配属1年目の8月に…。
00:08:45
(吉田幸司)平丸君 蒼樹先生も
8月の連載会議 狙ってるんだ。
00:08:49
あの勢いだと
七峰君も そこに入ってくる。
00:08:53
(山久雅和)
まずいですね。 蒼樹さんと
もっと打ち合わせをしなくては…。
00:08:56
うむ こっちも平丸君と
作戦会議だ。
00:09:00
(相田)おお~!
00:09:02
絵が荒れるどころか
「シンジツの教室」より丁寧じゃないか。
00:09:06
(服部)す すごいですね…。
00:09:08
(相田)新人が2週間で
ここまで描けるなんて…。
00:09:11
手伝ってくれる仲間が
いるみたいなんです。
00:09:14
仲間?
00:09:16
…にしても
心の声
これを2週間で仕上げるには→
00:09:19
かなりのレベルを持った
相当の人数が…。
00:09:23
加藤奈津実です。
よろしくお願いします。
00:09:26
折原一力です。
よろしく~!
00:09:30
森屋です。
よろしくお願いします。
00:09:33
また加藤さんと一緒で
心強いです。
00:09:35
いえ そんな…。
00:09:37
加藤さんが来てくれるって聞いて
うれしかったです。
00:09:40
でも 何で急に?
00:09:42
私 白鳥先生のアシに
何度か応募してたんですけど…。
00:09:46
えっ?
(加藤)あっ いえ 何でも…。
また お願いします。
00:09:50
こちらこそ。
00:09:53
お金は 振り込んでおきましたよ。
また よろしくお願いします。
00:09:57
(電話を切る音)
00:10:01
(チャイム)
00:10:04
(男子児童1)
カズんち 行っていい?
(男子児童2)うん いいよ。
00:10:07
(男子児童3)ゲーム やりたい。
00:10:10
♪♪~
00:10:14
金で脳を買う? 人間は金と知恵で
ランク付けされる…。
00:10:19
何だ このマンガ!
00:10:22
心の声
こんなの「ジャック」で
やろうとしてるのか!?→
00:10:25
しかも 15歳がこれを…。
00:10:27
すげ~!
00:10:29
パパ 頼みがあるんだけど。
(父親)何だ?
00:10:32
お金が欲しいんだ。
(父親)いくら欲しいんだ?
00:10:37
で できるだけ たくさん…。
00:10:41
心の声
(現在の七峰)金をばらまくと→
00:10:43
みんなは愛想良くして
近づいてくる。→
00:10:45
友達なんて金で買える。→
00:10:48
「この世は金と知恵」 そのとおり。
真実だ!→
00:10:52
亜城木夢叶 最高だ!
00:10:55
やりたければ やってみればいい。
でも いつか 必ずボロが出る!
00:10:59
くっ!
00:11:04
(吉田)そういう事で
その脅威の新人 七峰君も 多分→
00:11:08
同じ連載会議に ネームを出してくる。
00:11:11
しかも 主人公のキャラが恋愛に臆病
というのが 見事にかぶっている。
00:11:15
そんな~ 困ります。
ユリタンに→
00:11:18
「必ず連載してみせますよ ハッハッハ」
と言ってしまったんですから~。
00:11:22
ユリタン?
はい。
00:11:24
「ユリタン」「平丸さん」と
呼び合う仲です。
00:11:28
平丸君 この恋のアドバイザー吉田幸司を
信用して正直に答えてみろ。
00:11:34
その後 どこまで進展した?
00:11:36
どこまでって… あのあと
一度 外で お茶しましたが…。
00:11:40
そ そうか! お茶だけか!
00:11:42
な 何で うれしそうなんですか?
まずいぞ 平丸君。
00:11:46
え…。
これは非常に まずい状況だぞ。→
00:11:49
考えてみれば 告白した時
蒼樹先生は…。
00:11:53
(蒼樹 紅)
今日とても楽しかったです。
また会って下さい。
00:11:57
(吉田)…と言っただけ。 そして
「ユリタン」と呼んでも 「平丸さん」。→
00:12:01
つまり蒼樹先生は「平丸さん」を
あくまで→
00:12:04
お茶友達としてしか考えてない。
00:12:07
(平丸)そ そんな!
00:12:09
もし連載を取らなければ
そんな つきあいさえ 危うい。
00:12:13
まさか 何で!?
00:12:15
はっきりと 仕事しない人は嫌だと
言っていた。→
00:12:19
女とは そういう生き物。
00:12:21
いっ 嫌だ~ そんなのは嫌だ~!
00:12:24
あ… あれ?
00:12:25
吉田氏 なぜか急に ネガティブなアイデアが
湯水のように…。
00:12:30
心の声
(吉田)
しばらくは このパターンでいける。
00:12:35
すげ~よ。 予想はしていたけど
またネットの トップニュースになってる。
00:12:40
すごい宣伝効果よね。
00:12:42
でもこれ 自分でハードル上げてるって
事にもなるよな。
00:12:46
うん。 七峰君は
自信あるみたいだけど…。
00:12:50
自分でネタをまき 世間に注目させ
その期待以上のものを見せつける。
00:12:56
彼の言う ネットの50人で
作り上げれば 不可能じゃない。
00:13:00
いや… 初投稿から半年以内に
連載だって 可能かもしれない。
00:13:14
やっぱり面白いな。
00:13:16
あたしなんか
ラストで感動しちゃったわよ。
00:13:19
ネットの反応は 「シンジツの教室」の方が
面白い… が大半。
00:13:24
「ジャック」だから これくらいの方が
いいって意見も少なくないけど。
00:13:28
ネットは あくまで ネット。
「ジャック」で人気が取れるかどうか。
00:13:32
うん。 話の起承転結も心理描写も
よくできているし→
00:13:36
絵も相変わらず うまい。
取るかもな。
00:13:40
七峰君の作品は
ワンアイデアだけど面白いよな。
00:13:44
ワンアイデア?
うそをつくと消される。
00:13:48
緊張すると オナラが出る。
00:13:51
シンプルな設定で
話を膨らませる作り。
00:13:54
そのアイデアが秀逸。
なるほど…。
00:13:58
でも 七峰君の作品は
キャラが弱いんだよな~。
00:14:01
俺も そうだけど…。
00:14:04
なあ サイコー。
ん?
00:14:06
邪道な王道バトルなんだけど
まず キャラから作ってくんない?
00:14:10
はあ?
00:14:13
サイコーが かっこいいと思うキャラ。
00:14:15
そのキャラで見せたい
かっこいいシーン。 ポーズ!
00:14:18
人間でも人間じゃなくてもいい!
王道バトルっぽい キャラ~!
00:14:22
その王道キャラで 邪道な話を作る!
00:14:25
これこそ邪道な王道バトル!
00:14:28
キャラを先に作る…。 なるほど。
そういうやり方もあるな。
00:14:33
その邪道な話は 少し悔しいが
七峰作品を見習って→
00:14:37
ワンアイデア設定ができれば
一番いいと思う。
00:14:40
サイコーが作ったキャラを見て
インスパイアされた話を 俺が作る。
00:14:45
どう!?
キャラから話か… うん 悪くない。
00:14:50
時間ある時は それやってみるよ。
00:14:53
もちろん アニメ化狙える作品な!
おう!
00:14:57
相変わらず理屈っぽいけど
いい感じ。
00:15:02
(港浦)おっ その顔は七峰君の読切
速報 良かったな?
00:15:06
はい。 1位です。
00:15:08
普通 コメディーっぽく
やりたくなるのを→
00:15:10
あくまでも真剣にやったのが
よかったんだろうな。
00:15:13
しかし 読切タイプですよね。
あっ そうか…。
00:15:17
それがもう連載ネームの1話目も
出来てる。 読んでみるか?
00:15:22
「有意義な学園生活に必要なそれ」。
00:15:27
変えてきたんですね タイトル。
00:15:32
なるほど… 読切から連載への
持っていき方も うまい。
00:15:36
何で こんなに早く
次々 出来るんですかね。
00:15:39
天才すぎますよ。
00:15:41
10年に一度の逸材だな。
そうですかね…。
00:15:45
おいおい。 担当のお前が
そういうつもりで育てないと→
00:15:49
駄目だって事だよ。
あ はい…。
00:15:52
心の声
「PCP」とも
だいぶ かぶってくるな…。→
00:15:56
それにしても何だ?
この違和感…。
00:16:00
[TEL](小杉)
七峰君 本ちゃんも1位だ。
00:16:02
(七峰)やった~!
00:16:04
フッ…。
00:16:07
[TEL](小杉)七峰君?
00:16:09
(七峰)あ… いえ
ありがとうございます。
00:16:11
小杉さんのおかげです。 今から
編集部に行ってもいいでしょうか。
00:16:15
[TEL](小杉)えっ 今から?
00:16:17
連載用ネーム 2話目も3話目も
出来てるんです。
00:16:21
[TEL](小杉)えっ もう!?
「もう」って→
00:16:24
連載会議は2週間後って
言ってたじゃないですか。
00:16:27
間に合わせようと頑張ったんです。
00:16:29
[TEL](七峰)アイデアを足し 1話目も
より面白く改良しました!
00:16:33
心の声
1話目は
あれでいいと言ったのに…。
00:16:36
それにしても よくそんなに早く
できるね。 どうやってるんだ?
00:16:40
[TEL](七峰)それは 企業秘密ですよ。
アッハッハハ!
00:16:43
企業秘密?
心の声
00:16:45
[TEL](小杉)分かった。
僕が そっちへ言ってもいいか?
00:16:48
えっ?
心の声
ここに?
00:16:50
[TEL](小杉)
本当に連載するようになれば→
00:16:52
そっちで打ち合わせする事になる。
だから1回 行っておきたいんだ。
00:16:58
はい お願いします! 今日
金曜日で バイトもありませんし。
00:17:02
[TEL](小杉)
車なら 30分で行けると思う。
00:17:05
(七峰)
分かりました。 お願いします。
00:17:18
どうですか?
直した1話目と2話目 3話目。
00:17:23
う~ん… やっぱり主人公が
パッとしないっていうか…。
00:17:27
こういう話の場合
主人公は普通の方が→
00:17:30
読者は感情移入できると
思うんです。
00:17:34
それと僕は
1話目OK出したよね。
00:17:37
OKが出て
2話目3話目を作るのは分かる。→
00:17:41
なぜ1話目も直したんだ?
00:17:44
小杉さんが あれで満足しても→
00:17:46
みんなは まだ
満足してないからですよ。
00:17:49
みんな?
あ…。
00:17:55
もういいや。
隠していても しかたない。
00:17:59
それより小杉さんにも
参加してもらう方がいい。
00:18:11
(小杉)これは…。
(七峰)みんなです。
00:18:15
アイデアを出してくれる人が 50人。
00:18:18
いつでも半分くらいの人は
すぐ集まります。
00:18:22
じゃあ 君の作品は
オリジナルじゃなかったのか…。
00:18:26
何 言ってるんですか?
他の作品から→
00:18:29
アイデアを取ってるんじゃないん
だから 完全オリジナルですよ。
00:18:33
ただ 多くの人の意見を
取り入れてるだけです。
00:18:38
原稿を仕上げたのは!?
00:18:40
ネットで見つけた絵のうまい人たちに
アシスタントを頼んだんです。
00:18:44
そうだったのか…。
何か問題でも?
00:18:47
大ありだ!
00:18:50
例えば 連載になって ヒットした時→
00:18:53
「アイデア料を出せ」と言う人が
出てきたら どうする?
00:18:56
(七峰)
切って他の人を入れればいい。
最初から そう言ってあります。
00:19:01
ばらされたら どうする?
こういうやり方をしている事を。
00:19:05
(七峰)認めればいい。
00:19:08
画期的な作り方をしてますと。→
00:19:12
普通に考えて 自分から
公表する事ではないんですよね。→
00:19:17
編集部には 黙っておいて下さい。
00:19:20
僕じゃ力不足なのか?
00:19:22
はい。→
00:19:24
事実 この中には 連載経験者も
編集5年以上やった人もいます。
00:19:30
小杉さん この50人より自分の方が
優秀だと言い切れますか?
00:19:35
2話目3話目は
僕たちが勝手に作った話。
00:19:40
もし これで連載会議に通ったら→
00:19:43
僕たちに
従ってもらいたいんですよね。
従う?
00:19:47
言いなりになれというのでは
ありません。
00:19:49
51人目として
意見を出してくれればいい。
00:19:53
小杉さん
まだ編集1年目ですよね。
00:19:56
3年以内に結果出さないと
異動になりますよ。
00:20:01
アッハハハ! 図星だったみたいですね。
00:20:04
小杉さん すぐ顔に出るから
分かりやすいよ。
00:20:08
ネットの書き込みって
結構 本当なんですね。
00:20:12
結果 欲しいでしょう?
ヒット作 出したいんでしょう?
00:20:17
このやり方なら
確実に ヒット作が出せるんです。→
00:20:20
僕のやり方で できないなら
他の雑誌に行きます。→
00:20:24
「シンジツの教室」のおかげで
引っ張りだこなのは→
00:20:26
知ってますよね?→
00:20:28
有望な新人に他に行かれたら
困るでしょう?
00:20:32
むしろ僕は 小杉さんに
大きなチャンスを与えているんです。
00:20:36
決めて下さい。
やるのか やらないのか。
00:20:43
回想
(相田)10年に一度の逸材だな。→
00:20:45
担当のお前が そういうつもりで
育てないと駄目って事だよ。
00:20:52
…分かった。
君のやり方で やってみよう。
00:20:56
さすが小杉さん! 小杉さんなら
分かってくれると思ってました。
00:21:00
僕は 理解ある担当がついて
幸せです!
00:21:03
一緒に頑張りましょう!
00:21:12
くっ!
00:21:15
(服部雄二郎)新妻君以来の
大型新人だって もちきりだ。
00:21:18
(新妻エイジ)誰がですか?
00:21:20
だから七峰君だって。
00:21:22
もしかして 読切
まだ読んでないのか?
00:21:25
(エイジ)絵は うまい方でした。
それだけ?
00:21:29
面白くなかったのか?
新妻君は。
00:21:32
(エイジ)面白かったですね。
第二の亜城木夢叶…→
00:21:36
亜城木夢叶2世現るって
感じでした。
00:21:38
そう 亜城木君か。
それ以上だろ!
00:21:43
2世が元祖を超えたら
面白いですけど。
00:21:47
でも亜城木先生と違って
作者の顔が全然見えません!→
00:21:51
まあ 見た事ないから
当たり前ですけど。
00:21:53
(雄二郎)
う うん… 当たり前だな。
00:21:57
(服部)七峰君の作品
連載会議に回される事になったぞ。
00:22:01
早いですね。
00:22:03
平丸さんと蒼樹さんも
回すんですよね。
00:22:06
平丸君は ギャグと考えれば
かぶらないが→
00:22:09
蒼樹君は
きつくなるかもしれないな。
00:22:11
同じ学園ものだから。→
00:22:13
だが一番かぶるのは 「PCP」だ。
00:22:16
人の心情や駆け引きを
追っていくところ。
00:22:20
学園もの そして絵…。
00:22:23
七峰君には負けたくないな。
00:22:25
ああ。
00:22:27
もし七峰 透が連載になったら→
00:22:29
僕たちが責任持って
「PCP」で潰そう!
おう!
00:22:33
え? 潰すって…。
00:22:35
ああ いえ… つい勢いで。 な!
00:22:39
ああ うん。
00:22:41
(七峰)おはようございます!
00:22:43
(港浦)七峰君!
00:22:45
連載会議の結果 ここで待つ気か?
…って事は 相当 自信あるんだな。
00:22:51
いやあ 自信なんて
ないですよ~!
00:22:54
駄目だった時の反省会を
すぐ できるようにと→
00:22:57
小杉さんに頼んで来ました。
ねえ 小杉さん。
00:23:03
(佐々木編集長)
今回 連載になるのは この2本。→
00:23:06
1本は蒼樹 紅 「神様がくれた…」
もう1本は…。
00:23:12
♪♪~(エンディングテーマ)
00:23:24
♪♪~
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♪♪~