00:00:03
(ディーター)
ウェートレスの仕事も見つけたし
00:00:06
住む場所も見つかったけど
00:00:09
このベッドは ひどいね
00:00:11
(ディーター)
僕が乗っかっただけで
00:00:13
こんなに傾いちゃうんだもん
00:00:15
ニナが寝たら ひとたまりもないよ
00:00:18
僕 このベッドに寝るから
00:00:19
ニナは そっちのソファで
寝たほうがいいよ
00:00:23
(ニナ)
あなたの寝る場所はないわ
00:00:24
え?
00:00:26
(ニナ)あなた ミュンヘンの
00:00:28
Dr.(ドクター)ライヒワインのところへ
戻りなさい
00:00:30
何で?
00:00:31
何でって あなた
学校 行かなきゃ
00:00:34
学校なんか行かなくていい
00:00:36
勉強は どうすんの?
00:00:38
(ディーター)
ニナが教えてくれてるじゃん
00:00:40
勉強だけじゃない
00:00:42
このままじゃ
友達もできないでしょ
00:00:44
友達いるよ ニナにテンマ
00:00:47
大体 僕がいなけりゃ
ニナだって心細いくせに
00:00:52
あっ
00:00:54
とにかく あなたは
ミュンヘンに戻りなさい
00:00:57
やだ!
00:00:59
ミュンヘンなんか行かないもん
00:01:02
あ…
00:01:05
ちょ… ちょっと ニナ
また今日も行くの?
00:01:09
ねえ 待ってよ!
00:01:11
もう いいかげん諦めなよ
00:01:13
毎日 同じ場所を
行ったり来たりしてさ
00:01:17
何度やっても同じだよ!
00:01:19
何も思い出せやしないよ ニナ!
00:01:24
♪~
00:02:39
~♪
00:02:51
(ニナ)
ここで 私たちは暮らしていた
00:02:56
母さんと私 そしてヨハン
00:03:06
あっ
00:03:12
あの日 ヨハンは
00:03:14
この階段を引きずられるように
連れ去られた
00:03:20
(階段のきしむ音)
00:03:25
{\an8}(ディーター)あっ
00:03:25
(ニナ)やだ! やめて 放して!
00:03:26
(ニナ)やだ! やめて 放して!
00:03:27
母さん! ニナ! あ…
00:03:31
違う… ニナは今の私の名前
00:03:36
あの時
私は何て呼ばれていたの?
00:03:42
ニナ… アンナ…
00:03:45
私の名前は…
00:03:48
何?
00:03:52
ヨハンを乗せた車は
この道を走って…
00:03:57
(チャペック)
彼に隠し事をしちゃ ダメだよ
00:04:08
ここで子供たちを集めて
00:04:11
朗読会と呼ばれるものが
開かれていた
00:04:14
この赤いバラの屋敷で
00:04:18
(ディーター)鍵が壊されてるよ
00:04:27
(ニナ)
ここで作り上げようとしていた
00:04:30
優秀な生徒を
00:04:33
優秀な生徒って何?
00:04:42
ヨハン…
00:04:46
そして…
00:04:50
うっ
00:04:53
誰が あんなことしたの?
00:04:55
(走る足音)
00:04:59
(ニナ)逃げた
00:05:01
ヨハンは走って逃げた
00:05:04
バラの茂みを抜けて…
00:05:09
(ニナ)痛っ!
(ディーター)あっ
00:05:15
大丈夫?
00:05:17
(ニナ)この痛み…
(ディーター)え?
00:05:19
この痛み…
00:05:21
まさか…
00:05:27
(ニナ)
私は この部屋で待っていた
00:05:31
母さんの帰りを…
00:05:34
ヨハンの帰りを…
00:05:36
この絵本を読みながら
00:05:40
(ボナパルタ)人間はね
何にだってなれるんだよ
00:05:45
フランツ・フランツボナパルタ
00:05:47
赤いバラの屋敷で
00:05:49
朗読会を開いていた
ボナパルタの本を
00:05:53
私は この部屋で読みながら
00:05:55
ヨハンの帰りを待っていた
00:06:00
私は笑いながら こう言うの
00:06:04
開いたドアに向かって
00:06:06
(アンナ)おかえり
00:06:07
おかえり
00:06:11
おかえり
00:06:16
おかえり おかえり
00:06:18
おかえり おかえり
00:06:20
おかえり おかえり
00:06:23
おかえり おかえり おかえり
00:06:26
おかえり!
00:06:27
(チャペック)さあ おいで
00:06:31
あ… ドアは開かない!
00:06:35
“おかえり”なんて言っても
ドアは開かない!
00:06:38
開かない! 開かない!
00:06:40
だって 私 だって 私…
00:06:42
思い出した! 私が…
00:06:44
もうやめて ニナ!
00:06:46
(ニナ)はっ
00:06:47
もう思い出さなくていい
00:06:48
何も思い出さなくていい!
00:06:50
僕だって そうだよ!
00:06:52
いろんなひどい思い出があるよ
00:06:54
でも そんなもの
思い出さなくていいんだ!
00:06:57
分かったよ
Dr.ライヒワインのところへ行くよ
00:07:01
ニナも一緒だ!
ニナも一緒に帰ろう!
00:07:06
テンマの言ったとおりにしよう
00:07:10
これから 楽しい思い出…
作ればいいんだ
00:07:16
(ディーターのすすり泣き)
00:07:20
(ニナ)あ…
00:07:27
(ヴァーデマン)ちょっと
待ってください 部長刑事!
00:07:30
(ヴァーデマン)刑事の横に座って
話を聞くだけにしてくれとは
00:07:33
どういうことです?
00:07:34
(部長刑事)
我々は あなたの要求に
00:07:36
最大限 応じているつもりですがね
00:07:38
最大限?
00:07:40
ただでさえ 1人につき
30分という制限付きなんですよ
00:07:44
彼らの話を聞けるだけいいでしょう
00:07:47
我々が ここまで協力するのは
例外中の例外なんですよ
00:07:52
当方としても やっとの思いで
00:07:55
5人の証人の事情聴取に
こぎ着けたんです
00:07:58
(ヴァーデマン)ですから⸺
00:07:59
このチャンスに
少しでも多くの証言を…
00:08:01
(部長刑事)甘いな
(ヴァーデマン)はあ?
00:08:04
恐らく 俺らは
自分の過去についてなんて
00:08:06
しゃべりたがりませんよ
00:08:08
あの朗読会の子供たちは
00:08:12
まあ 今回 発見された
大量の白骨死体の事件は
00:08:16
間違いなく
旧チェコスロバキア秘密警察が
00:08:19
関わっていることでしょう
00:08:22
しかしね
00:08:24
この手の真実ってやつは
00:08:26
大体 やぶの中ってことで
終わるんです
00:08:31
ああ 彼が この件の担当刑事です
00:08:35
ドイツからいらした
ヴァーデマン弁護士だ
00:08:38
後は頼んだぞ
00:08:40
(スーク)スーク刑事です
00:08:41
よろしく
00:08:43
質問事項は あらかじめ
私がまとめてあります
00:08:46
全て私の指示どおりに
してください
00:08:49
あなたは単なるオブザーバーとして
同席していただきます
00:09:00
(スーク)
チェルヴェニー通り3番地
00:09:02
通称 “赤いバラの屋敷”
00:09:04
今は焼失し
このような状態になっていますが
00:09:08
間違いなく あなたは
1968年 ここで
00:09:12
朗読会に参加していましたね?
エルノさん
00:09:18
どうなんですか?
00:09:19
フランツ・フランツボナパルタという人物を
ご存じですか?
00:09:23
黙っていてもらいましょうか
00:09:25
時間がないんだろ?
00:09:26
慎重にやりたいだけです
00:09:28
慎重にやって 何も情報を
得ないまま 終わるつもりか?
00:09:32
あなたは ここまでこぎ着けた
私たちの苦労が分かってない!
00:09:35
(エルノ)悲しくないな
00:09:38
(エルノ)この屋敷が
私の心の支えだと思っていた
00:09:42
焼けてしまった屋敷の映像を見て
00:09:45
もっと 何ていうか…
00:09:48
悲しみが湧いてくるかと思ったが
00:09:50
郷愁のようなものも
感じませんか?
00:09:53
(エルノ)郷愁?
00:09:54
そうです
00:09:56
あなたにとって ここは
学校のようなものでしょ?
00:09:59
ヴァーデマンさん!
黙っていてください!
00:10:02
私の用意した質問が…
00:10:03
(エルノ)分からないなあ
00:10:05
悲しみ… 郷愁…
00:10:09
分からない
00:10:12
(証人)心の傷?
どういうことですか?
00:10:15
いえ ですから
00:10:17
あなたが
朗読会に参加されたことで
00:10:19
何か 現在に影響していることは
ありませんか?
00:10:23
(証人)いや 別に
00:10:26
(ヴァーデマン)
あなた ご家族は?
00:10:28
答えなくていいですよ
あなたには権利があります
00:10:31
離婚しました
00:10:34
いや 妻とは別に これといって
問題はなかったんですがね
00:10:39
子供が…
長男も次男も自殺しましてね
00:10:45
うーん…
00:10:48
別に問題があったわけじゃ
ないんですが
00:10:51
なぜか 2人とも…
00:10:55
何で
自殺なんかしたんでしょうね…
00:10:58
(スーク)何が言いたいんですか?
00:11:01
(ヴァーデマン)君の質問の仕方が
00:11:02
あまりにマニュアルに
頼りすぎてると言ってるんだ
00:11:06
現に ここまで どれだけのことを
聞き出せたかね?
00:11:10
最近の若造によくあるタイプだ
00:11:13
どうせ 好きな女 口説くのも
マニュアルどおりなんだろ?
00:11:18
まるで おやじ面ですね
00:11:21
私には 父親はいませんが
00:11:24
あなたみたいなおやじなら
真っ平だ
00:11:28
次の方 お入りください
00:11:30
(証人)朗読会の思い出ねえ…
00:11:33
(スーク)何でもいいんです
どんな ささいなことでも
00:11:36
“へいわのかみさまは
おおいそがし”
00:11:38
な… 何をいきなり…
00:11:40
“かがみをみるひまもなく
まいにち らっぱをふきます”
00:11:44
クラウス・クラウスポッペ作
「へいわのかみさま」
00:11:48
これ ご存じですよね?
00:11:49
ああ 何か 覚えがあるな
00:11:52
その他にも
00:11:54
西の怪物と東の怪物が どうした…
とかいうのも好きだったな
00:11:58
これらの作品の
どこに引かれたんでしょうか?
00:12:02
(証人)うーん… 何ていうか…
00:12:04
別世界に連れていってくれる
感じっていうか
00:12:08
(ヴァーデマン)別世界?
00:12:09
うーん… そうだな
00:12:11
泣いたり 喜んだり 怖がったり
00:12:14
そういったものが
なくなる感じかなあ
00:12:17
なぜ この本で そんなふうに?
00:12:19
分からない
00:12:21
ただ 実際 何も感じない
00:12:24
自分の名前すら要らなくなる
00:12:27
これが本当の自由だ…
そんな感じがしたんだ
00:12:31
どうして そんな感じに?
00:12:33
フランツ・フランツボナパルタに
教えられたんでしょ?
00:12:36
ん~ そんな名前だったっけな
朗読してくれた人
00:12:40
それが朗読会で あなたが
はっきり記憶してることなんですね
00:12:45
はっきり覚えていること? いや…
00:12:50
ある日ね 男の人が
あの屋敷を訪ねてきたんだ
00:12:55
ラジオ局の人だって言ってた
00:12:57
(ヴァーデマン)んっ?
00:12:58
その人は 「虹の彼方(かなた)に」って
曲が好きだって言って
00:13:03
「オズの魔法使」の話をしてくれた
00:13:05
(ヴァーデマン)どんな男だった?
(スーク)あっ
00:13:07
教えてくれ! その男のことを!
00:13:10
何考えてるんだ あなたは!
00:13:13
いいかげんにしてください!
(ヴァーデマン)頼む 教えてくれ
00:13:14
頼む どんなことでもいいから!
00:13:16
(スーク)
あなたの目的は何なんですか!
00:13:18
まるで 個人的な感情で
事情聴取してるみたいだ!
00:13:22
あんただって個人的だろ?
00:13:25
秘密警察が関与したとされる⸺
00:13:27
一連の事件の
ぬれぎぬを着せられた若手刑事
00:13:31
あんただろ? スーク刑事
00:13:34
あんた 自分の疑惑を晴らすために
必死になっている
00:13:38
違うか?
00:13:40
(ヴァーデマン)私も同じだ
(スーク)あ…
00:13:42
私の父は旧東ドイツのスパイとして
投獄された
00:13:47
私は冤罪(えんざい)だと信じ続けた
00:13:50
だが 父は本当にスパイだった
00:13:56
私は何も信じられなくなった
00:13:59
この世の全てが
信じられなくなった
00:14:02
だが 今 私は
ある男の冤罪事件を追うことで
00:14:06
もう一度 信じられるものを
見つけようとしている
00:14:11
あの証言者の言っていた
ラジオ局の男…
00:14:15
私の父だ
00:14:17
あっ
00:14:18
(ヴァーデマン)父は
赤いバラの屋敷における洗脳実験に
00:14:21
関与していたかもしれない
00:14:23
目を背けちゃいけない
00:14:26
本当の真実を知るためには
00:14:31
(証人)
なあ もう帰っていいかな?
00:14:34
いや もう少し…
00:14:35
さっきの男の話なら
彼は俺に こう言ったんだ
00:14:40
“早く ここから逃げろ”って
00:14:42
(ヴァーデマン)ん?
00:14:43
“虹のかなたに
きっと いいところがある”
00:14:46
“それは家族のいるところだ”って
00:14:50
“「オズの魔法使」の
ドロシーは⸺”
00:14:52
“最後には
家に帰ることができた”
00:14:55
“君も こんなところから
早く逃げろ”って
00:15:01
で 俺は それっきり
あの屋敷と縁を切った
00:15:05
もう いいかな?
女房とガキが待ってんだ
00:15:08
(ヴァーデマン)あ… ああ
00:15:20
目を背けちゃいけませんね
00:15:23
ああ
00:15:24
{\an8}(スーク)事情聴取
あと2人です
00:15:27
{\an8}ああ 続けよう
00:15:41
(ライヒワイン)ほれ ディーター
00:15:42
ぼーっとしてないで
しっかり持て!
00:15:45
お前の勉強机なんだぞ
00:15:47
(ディーター)う… うん
00:15:49
ニナはプラハで何があったか
話したがらない
00:15:52
お前から聞いた話だと
あの子は恐らく
00:15:55
相当なところまで
記憶がよみがえったようだ
00:15:59
だが どうやら 最後のところで
記憶回復にブレーキがかかった
00:16:05
お前のおかげでな
00:16:06
僕 いけないことしちゃったのかな
00:16:10
いや ディーター
お前は よくやった
00:16:14
さあ 早いとこ仕上げて
00:16:17
白ソーセージでビールをぐいっと
00:16:19
(ディーター)白ソーセージなら
ゆうべ 全部 食べちゃったよ
00:16:23
あっ そうだ! 何てこった
00:16:26
(カール)ドクター!
00:16:28
(カール)ドクターの大好物
白ソーセージ 買ってきましたよ
00:16:31
何て気が利くんだ お前たち
00:16:34
あっ!
00:16:36
(テンマ)“Dr.ライヒワイン
お元気ですか?”
00:16:37
(テンマ)“Dr.ライヒワイン
お元気ですか?”
00:16:37
{\an8}(ニナ)フフッ
00:16:38
“長い間 連絡も取らず
申し訳ありませんでした”
00:16:40
“長い間 連絡も取らず
申し訳ありませんでした”
00:16:40
{\an8}(ロッテ)ニナ!
(ニナ)ロッテ!
00:16:42
“長い間 連絡も取らず
申し訳ありませんでした”
00:16:43
“ご心配をお掛けしました
私は無事でいます”
00:16:48
“Dr.ライヒワイン
実は お願いがあります”
00:16:52
“エヴァ・ァハイネマンという女性を
ご存じですね”
00:16:55
“彼女は 今
ある組織に追われています”
00:16:58
“彼女をそちらに向かわせました”
00:17:01
“どうか エヴァを
よろしくお願いします”
00:17:04
“そして ニナとディーターを
よろしくお願いします”
00:17:09
“もうすぐです”
00:17:10
“私は この事件を
終わりにする方法は”
00:17:14
“これしかないと思っています”
00:17:16
(カール)
“ケンゾー・ケンゾーテンマより”
00:17:23
これは3日前に届いた手紙だ
00:17:26
エヴァが私のもとに
現れる気配はない
00:17:29
どこから投函された手紙だろう
00:17:32
(ロッテ)
消印も よく見えないわね
00:17:34
調べられる? カール
00:17:36
ああ 多分
00:17:38
そうしたら
テンマの居場所も分かるんだね
00:17:41
ただ ちょっと気になるのは
この最後の一文
00:17:46
“この事件を終わりにする方法は
これしかないと思っています”
00:17:56
さてと 勉強机を仕上げるか
00:18:01
一杯やっちまったから
手元が狂うかもな
00:18:07
(ニナ)ライヒワイン先生
00:18:10
全て思い出そうと思います
00:18:13
(ライヒワイン)その時の覚悟は
できているのかね?
00:18:16
(ニナ)はい
00:18:18
だから どんな方法を使ってでも
私の記憶を…
00:18:23
正直 言うと
私は何もしたくない
00:18:26
しかし 君が本心から
それを望むなら…
00:18:34
(ルーディ)いいんだね? ニナ
00:18:37
(ニナ)はい Dr.ギーレン
00:18:39
(ニナ)ただ…
(ルーディ)ん?
00:18:41
今から この催眠療法で
私が話すこと
00:18:44
とてつもなく
怖いことかもしれない
00:18:48
先生も耐えてくださいますか?
00:18:50
(ルーディ)ああ 大丈夫
一緒に立ち向かおう
00:18:54
それじゃあ 目を閉じて
00:18:57
大きく息を吸って
全身の力を抜いて
00:19:01
(息を吸う音)
00:19:06
(ロッテ)あ…
00:19:09
お母さんは どんな人だった?
00:19:11
(ニナ)お母さん…
00:19:14
お母さん… 優しい… 歌…
00:19:21
歌声…
00:19:23
きれいな歌声
00:19:26
豆スープのにおい
00:19:29
お父さんは?
00:19:30
お父さん…
00:19:32
お父さんは政府の軍人
00:19:35
政府の軍人?
会ったことあるのかい?
00:19:39
会ったことない
00:19:41
お母さん 言ってた
00:19:44
お父さん 殺された…
00:19:49
お母さんは 反政府運動…
00:19:53
お父さんは殺され
00:19:55
反政府運動の活動家だった
お母さんは逃亡した
00:19:59
誰から逃げたんだい?
00:20:02
3匹のカエル… 隠れた
00:20:06
でも お兄ちゃん 捕まった
眼鏡の男に
00:20:12
お兄ちゃんが捕まったんだね?
00:20:13
赤いバラの屋敷!
00:20:15
ハァ ハァ…
00:20:17
たくさんの人 死んでた
00:20:20
それをお兄ちゃんが見たのかい?
00:20:22
痛い! 痛い!
00:20:24
痛い! バラのとげ 痛い!
00:20:28
(アンナ)おかえり
00:20:36
ニナ
00:20:38
ニナ
00:20:40
分かったよ
テンマの手紙の投函場所
00:20:43
(ロッテ)どこ?
00:20:44
フランクフルトだ
00:20:45
ニナ…
何もかも思い出したんだね ニナ
00:20:49
(ニナ)私は… ニナじゃない
00:20:52
じゃあ 君は誰?
00:20:54
(ニナ)言いたくない
00:20:55
大丈夫だよ
怖くないから言ってごらん
00:20:59
君は誰?
00:21:02
(ニナ)言いたくない
00:21:04
大丈夫 怖くないから
00:21:09
(ニナ)言いたくない
00:21:10
え? うっ!
00:21:12
(ルーディ)ううっ…
(ニナ)ただいま
00:21:13
(植木鉢の割れる音)
(ロッテ)あっ
00:21:16
(ルーディ)ううっ あっ…
(ニナ)ただいま
00:21:18
い… 今から手をたたく
そしたら 君は
00:21:22
催眠から目覚める…
00:21:27
ニナ!
00:21:30
だ… 大丈夫です
00:21:35
(ニナ)私…
今 とんでもないこと話した?
00:21:39
いや
00:21:40
催眠状態の君は
それを話すことを拒否したよ
00:21:45
だが 君は
全てを思い出したんだね
00:21:58
(ニナ)
“ライヒワイン先生 ディーター”
00:22:01
“突然 出ていくこと
許してください”
00:22:04
“テンマのいる
フランクフルトに行きます”
00:22:09
“分かったんです 全てが”
00:22:11
“私が誰なのか”
00:22:13
“ヨハンは どこから来て
どこへ行こうとしているのか”
00:22:18
“私が行けば この事件を
終わらせることができます”
00:22:23
“私が行けば
テンマを救うことができます”
00:22:29
{\an8}♪~
00:23:33
{\an8}~♪