00:00:44
(男子生徒)今 変な音がしたよな。
ビリッとか ピキッとか…。
00:00:54
♪♪~(オープニングテーマ)
00:01:18
♪♪~
00:02:09
♪♪~
00:02:20
♪♪~
00:02:29
(男子生徒)えっ。
(スピーカー・カミ)「私の名はカミ。→
00:02:32
今から1年C組の皆さんに
ゲームをしてもらいます」。
00:02:48
(女子生徒)えっ!?
00:03:20
(スピーカー・カミ)
「これから起きていく事を
目の当たりにしていけば→
00:03:23
嫌でも信じるようになります。
では 第1ゲームを スタートします」。
00:03:37
ある事って何だよ!?→
00:03:39
おい カミ ちゃんと説明しろ!
ルールが分からなければ…。
00:03:43
(スピーカー・カミ)
「すぐに分かります。→
00:03:45
どうか頑張って 自分一人が
残る事を考えて下さい」。
00:03:49
(男子生徒)じょ 冗談だろ これ。
(女子生徒)やだ 気持ち悪い。
00:04:34
「馬鹿が…
言わなければいいものを…。→
00:04:37
それに気付かない奴らに
喋らせれば→
00:04:39
どんどん人数が
減っていったのに…」。
00:04:41
心の声
マジだ… 嘘をついたら消されると
決まったわけじゃないが…→
00:04:47
現実に人間が消えている…。→
00:04:50
どうしたら教室を出られる…
しかも これは 第1ゲームだと?
00:04:54
(小倉)待てよ みんな。 落ち着け!
先生と田上が消えたけど→
00:04:58
ここに死体がないんだから
殺されたとは限らないんじゃ…。
00:05:17
(男子生徒)ひっでぇ…。
00:06:14
学級委員をやれば
内申書が良くなると聞いて…。
00:06:58
(スピーカー・カミ)
「あなたも学級委員に立候補して→
00:07:00
副学級委員になりましたが→
00:07:02
なぜ立候補したんですか?」。
00:07:06
(高木秋人)俺がやりたかったの
こういうのかもしれない!
00:07:11
(真城最高)えっ!? あ… そうか。
邪道バトルに シリアスな笑いか…。
00:07:15
邪道って意味だけなら
「TRAP」や「PCP」より上。
00:07:19
邪道すぎる気もするけど…。
少年誌向きじゃないだろ。
00:07:23
わざと
そうしてるんじゃないかな。
00:07:25
これって何ていうか 「少年ジャック」
否定マンガに見えるんだよな。
00:07:30
「ジャック」否定マンガ?
00:07:32
友情も努力も勝利もない。
そんなの くだらなねぇ。
00:07:35
現実は こうだって
言ってるような…。
00:07:38
何で そんな事する必要あるんだ?
00:07:40
目立つだろ。 少なくとも俺は 今の
「ジャック」にはない面白さを感じた。
00:07:45
サイコーは?
確かに…。
00:07:48
面白さも絵のうまさも
候補作の中では ダントツだと思う。
00:07:53
ん… この作者の名前
どっかで見たよな?
00:07:58
七峰 透…
もう どこかで掲載されてた?
00:08:02
あっ!
00:08:07
「『この世は金と知恵』を読んだ時
からの亜城木先生の大ファンです!→
00:08:11
僕も小学6年生の頃から→
00:08:13
漫画らしきものを
描いていましたが→
00:08:15
本気で亜城木先生のような
漫画家になる事を→
00:08:18
決心しました」か…。
00:08:20
で 最後にくれたファンレターが 「タント」を
連載した時…。 ダメ出ししてる。
00:08:26
うん それ覚えてる。
ギャグでいくなら→
00:08:29
将来のライバルがいなくなった
ぐらいの事 書いてあったよな。
00:08:32
俺たちが中3の時
マンガ家 目指したように→
00:08:36
この時から
マンガ家 目指してきたんだな…。
00:08:39
応援したくなる。
00:08:44
(小杉達朗)「シンジツの教室」は
文句なしに面白いです。→
00:08:47
問題作という感じで
読者の目を引くと思います。
00:08:51
(港浦吾郎)言うね~ 小杉君。
亜城木君の評価も ダントツだし→
00:08:55
入選や準入選で本誌掲載
そのまま連載って方向ですかね。
00:09:00
(相田総一)「少年ジャック」に
載せられる内容じゃないだろ。
00:09:03
(キム ソンギュ)
確かに このラストはないですよね。
00:09:07
(服部 哲)それは 10話のラストだろ。
00:09:09
月例賞なんだから
最初の1話だけで審査するべきだ。
00:09:13
(港浦)これくらい やらないと
インパクトないし生き残れないんじゃ?
00:09:16
(小杉)ですよね。
00:09:19
(佐々木編集長)才能はある。
本当ですか?
00:09:22
担当は誰になるんだ?
00:09:24
最終候補以上は
うちの班で フリワケですから→
00:09:27
最初の選択権は 小杉にあります。
00:09:30
もちろん
七峰君の担当させてもらいます。
00:09:33
ラッキーだなあ。 配属されて すぐ
こんな大型新人の担当なんて。
00:09:38
ですよね。 僕 ついてますよ。
00:09:40
正直
もう連載ネームを描いていいレベルだ。
00:09:44
えっ!?
(佐々木)ただし→
00:09:47
描かせるなら「少年ジャック」に
載せられる内容にする事だ。
00:09:51
(瓶子副編集長)
やはり そうなりますよね。
00:09:53
画力 構成力 話作り…
申し分ないが。
00:09:56
し しかし… この作品を
少年向きにするのは難しいですね。
00:10:01
そこを作家と どうするか
考えるのが 編集の仕事だろ。→
00:10:05
うまくやれよ 小杉。
あ はい…。
00:10:10
よしっ OKだ。
ありがとうございます。
00:10:14
服部さん 月例賞の選考
どうなりました?
00:10:17
ああ 言い忘れてた。
佳作が1本だ。
00:10:20
(2人)えっ!?
…って それ
「シンジツの教室」ですよね?
00:10:24
佳作ですか。 もっと上かと。
00:10:26
いや 「シンジツの教室」は
最終候補止まりだった。
00:10:31
えっ…。
何で…。
00:10:33
「少年ジャック」には
合っていないって理由だな。
00:10:36
まあ 最初から青年誌に
投稿すべきものを→
00:10:39
才能を見せる目的で
投稿してくる作品もある。
00:10:42
「シンジツの教室」は
その中でも レベルが高い。→
00:10:46
発想力が ずばぬけている上に
料理のしかたも うまい。
00:10:50
発想力… そうなんですよね。
00:10:53
第1ゲームの「嘘をつくと消される」。
00:10:56
第2ゲームの
「力を合わせて脱出したペアが→
00:10:59
どっちが消えるのか
話し合いで決める」。
00:11:01
第3ゲームの「自分とのかくれんぼ」。
00:11:04
それを生かす ステージ作りも
うまかったな。
00:11:07
やっぱり マンガは アイデアだって
改めて思いました。
00:11:11
そうだな… 特に君たちみたいに
話で見せていこうとするタイプは→
00:11:15
設定や アイデア勝負になってくる。
00:11:18
邪道で勝負しようとすると
なおさらだ。
00:11:21
そうなんですよね。
アイデアって突然のひらめきなのか→
00:11:25
考えていって
ひらめくものなのか…。
00:11:28
はじめまして! 七峰 透です。
よろしくお願いします!
00:11:33
「週刊少年ジャック」の小杉です。
よろしく。
00:11:36
名刺!
ありがとうございます。
00:11:38
うわっ 最初から メールアドレスも
携帯番号も入ってるんですね!
00:11:43
簡単には教えないから 名刺には
入ってないっていう うわさを→
00:11:46
ネットで見たんですけど。
ああ…→
00:11:49
編集部の電話番号しか入ってない
名刺を持ってる人も多いよ。
00:11:52
そうなんですか~!
なるほど 使い分けるんだ。
00:11:56
うん これは面白いですね~!
一つのアイデアにつながるかも…。
00:12:00
なんか明るいというか
心の声
よくしゃべる子だなぁ…。
00:12:05
で… この「シンジツの教室」を→
00:12:08
もっと柔らかい表現にして
やってみるのがいいか→
00:12:10
他の作品を描くのがいいかって
ところなんだけど…。
00:12:13
他の作品なんて
簡単に言わないで下さいよ~!
00:12:16
僕 亜城木先生の大ファンで→
00:12:18
「この世は金と知恵」「疑探偵TRAP」
「PCP」の心理戦!
00:12:22
あと「恋太&ピース」の読切の時の原作
木人高秋って亜城木先生ですよね。
00:12:28
あれの人間の建て前と本音
その辺を全部パクらせてもらって。
00:12:32
あ… パクったって
聞こえは悪いけど→
00:12:35
結局 マンガって
そういうもんですよね!→
00:12:38
自分が好きなマンガ
得意とするマンガを読み込んで→
00:12:40
自分のスタイルで 新しいマンガを
作り上げるんですから。
00:12:44
「シンジツの教室」は
初投稿作でありながら→
00:12:46
僕の集大成作品なわけです。
これを入選にして ドーンと発表!
00:12:51
…くらいの度胸は
「ジャック」編集部にあるだろうと→
00:12:54
踏んでいたんですが 他誌に比べて
保守的すぎるというか…。
00:12:58
他誌で思い出したけど 他に投稿や
持ち込みの経験はないんだよね?
00:13:02
あるわけないですよ!
(小杉)じゃあ→
00:13:05
これからも
他誌には持っていかずに…。
00:13:07
そんな事 言わないで下さいよ!
00:13:09
僕は 「ジャック」で
連載したいんですから。
00:13:11
そして 亜城木先生にお会いして
話をするのが夢なんです。
00:13:15
へ~ そんなキャラなのか。 作品から
もっと暗い性格と思っていたが。
00:13:22
狙って描いてるだけで
本人は めちゃくちゃ明るいです。
00:13:25
頭の回転も速いし
僕的には理想の作家です。
00:13:28
「『シンジツの教室』のお子様バージョンを
描いてきます!」だそうです。
00:13:32
(相田)ハッハハ!
まだ18のお子様が言ってくれるな。
00:13:36
心の声
高木君と同じ計算型か…。
00:13:45
フッ!→
00:13:47
これで よしっ…と。
00:13:54
[TEL]
00:13:56
(中路靖二郎)ですから あの作品は
少年誌向きではないという判断で。
00:14:00
(吉田幸司)
中路 そこまで言う必要はない。
厳正なる審査中で切れ!
00:14:03
ならば あなたが遊栄社を受け→
00:14:05
編集になって
審査なさっては どうでしょう?
00:14:08
おはようございます。
00:14:10
小杉 おはようじゃねえぞ!
え?
00:14:13
えっ 駄目なんですか?
確かに原稿をUPしましたけど。
00:14:18
ちゃんと「少年誌でいけるバージョン
描くので ヨロシク!」って→
00:14:20
コメント つけましたよ。
00:14:22
[TEL](小杉)駄目に決まってるだろ!
早く ブログを消してくれ!
00:14:25
分かりました。 がっかりだな~。
00:14:29
すごい事になってるな。
ほとんどの人が面白いって反応。
00:14:34
編集部も亜城木夢叶も
見る目ないって言われまくってる。
00:14:37
(高木香耶)こういうのって
勝手に見せていいの?
00:14:40
いいわけない。 まだ紙面で
結果発表されてないのに→
00:14:44
「最終候補で落ちました」って。
00:14:46
でも これも計算だったら
すごいよな。
00:14:50
計算?
もう「シンジツの教室」は話題作で→
00:14:55
七峰 透は 大人気じゃん。
00:14:58
申し訳ありません。
まさか こんな事になるとは…。
00:15:01
自分で宣伝してくれたんだ。
チャンスだと思えばいい。
00:15:05
えっ あ はい…。
00:15:07
審査会でも言ったように
七峰君には才能がある。
00:15:11
しかし プロとして
やっていこうというのなら→
00:15:14
今後 このような事のないように
指導しないとな。
00:15:17
はい…。
00:15:19
(佐々木)一度ここに連れてこい。
え…。
00:15:22
編集長から注意するんですか?
00:15:24
それもあるが
一度 彼に会っておきたい。
00:15:27
分かりました。
00:15:31
森屋君や折原君も
面白いって言ってたな。
00:15:34
うん。
「ジャック」では 難しいってだけで→
00:15:37
青年誌なら連載しても
おかしくないレベル。
00:15:40
俺は あのくらい やっていいと
思うけど。
00:15:43
シュージンも ああいうのやりたいって
言ってたもんな。
00:15:46
うん 邪道バトルな。
00:15:48
俺 思ったんだけど
「シンジツの教室」はバトルじゃないだろ?
00:15:53
まあ 殴る蹴る 技を出すっていう
王道バトルとは違うけど。
00:15:57
邪道バトルっていうなら
ちゃんと戦わないと バトルじゃない。
00:16:01
なら 邪道な王道バトルは
できないかって。
00:16:04
邪道な王道バトル!
00:16:07
おう なるほど~!
00:16:12
なんか 俺たちって こんな事
ばっかり言ってるような…。
え?
00:16:16
邪道な王道… 考えてみるか。
00:16:20
この度は
申し訳ありませんでした!
00:16:23
人に読んでもらい
反応を知りたくて→
00:16:26
つい やってしまいました。
軽率でした。
00:16:28
二度としませんので
許して下さい!
00:16:30
人の反応を知るのは いい事だが→
00:16:33
原稿を ただで
ばらまくような行為は→
00:16:36
プロを目指す者として
どうかと思うがな。
00:16:39
はい ごめんなさい! そうですね。
やってる事 アマチュアです。
00:16:43
まだ未熟で すみません!
00:16:45
あれが七峰君か…
うわさどおりの いい子だな。
00:16:48
ハキハキしていて
すがすがしいですね。
00:16:51
それで これ 直してきたネーム
なんですけど 見て頂けたらと…。
00:16:55
いや 七峰君
それ見るの 僕の仕事だから。
00:16:59
あっ そうですか。
そうでしたよね!
00:17:02
「シンジツの教室」を直したネームなら
見る必要はない。
えっ…。
00:17:07
ネットで発表してしまってるんだ。
00:17:09
別の作品でなければ
載せる気はない。
00:17:12
そんな…。
大丈夫です。
全く別の作品ですから。
00:17:17
えっ?
「シンジツの教室」を描き直すと…。
00:17:20
僕も すぐ気付きました。→
00:17:22
UPしてしまった以上
「シンジツの教室」は もう駄目。
00:17:25
他の作品を描かなければと!
00:17:28
今度は 「少年ジャック」に合った
自信作です!
00:17:31
どうしても「少年ジャック」で
描きたくて→
00:17:33
本当に一生懸命 描いたので
お願いします!
00:17:36
わ… 分かった。 見るけど
編集長との話が終わってからだ。
00:17:41
せっかくだ…
見せてもらおう。
00:17:43
えっ?
わっ! お願いします。
00:17:46
編集長 自ら…。
00:17:48
♪♪~
00:18:02
フッ! 面白い。
00:18:05
やった~!
00:18:07
(小杉)すみません 僕にも…。
00:18:09
編集長が 新人の作品を…。
00:18:11
相当ですね…。
00:18:13
確かに面白いし
これなら「少年ジャック」でも…。
00:18:17
でしょ~っ!
僕も必死に描きましたから!
00:18:20
せっかく ネットで
話題作りまで してくれたんだ。
00:18:24
熱が冷めないうちに それを本誌で
読切をやる方向で練り上げてみろ。
00:18:28
おお~っ 本誌で読切!
やった! 僕すごい 僕 超すごい!
00:18:33
心の声
七峰君の才能は本物だ。
やっぱり 俺は ついてる。
00:18:38
ところで… 亜城木先生に
会わせてもらえないでしょうか?
00:18:42
僕 大ファンなんです!
00:18:44
亜城木先生みたいな
作家になりたい!
00:18:46
それで 「少年ジャック」を
目指してきたんです。
00:18:52
「この世は金と知恵」を読んだ時は
体に電気が走りました!
00:18:57
文字どおり 15歳の鬼才!
一発で 大ファンになって→
00:19:00
「NEXT!」買ったその日に
30回は 読み返しました。
00:19:03
いやあ うれしいな~。
でも あの「NEXT!」には→
00:19:07
新妻先生の「CROW」も載ってたのに
何で僕たち?
00:19:10
新妻先生は
考えないで描いてるでしょ。
00:19:13
七峰君 鋭いな。
00:19:15
ところが 亜城木先生は
考え抜いて話を作ってる。
00:19:18
しかも 15歳が「この世は金と知恵」
しびれましたよ。
00:19:23
「自分も描くなら これだ!」って
思いました。
00:19:26
七峰君の「シンジツの教室」も
かなり えぐいですよね。
00:19:30
でしょう? 亜城木先生の影響大!
…っていうか→
[TEL]
00:19:34
亜城木作品のいいとこどり
してるんですから。
[TEL]
(小杉)編集部からだ。
00:19:37
はい。
あ… すみません 忘れてました。
00:19:42
はい。 すぐ戻って仕上げます。
00:19:45
七峰君 ごめん。 急ぎの仕事が
あって すぐ戻らないと。
00:19:49
え~!
まだ 10分くらいしか…。
00:19:52
駅 近いですし
七峰君一人でも 帰れますよ。
00:19:55
(小杉)そうか
じゃあ 悪いけど 僕はこれで。
00:19:59
はい ありがとうございます!
00:20:01
亜城木先生にも会わせてもらって
感謝してます!
00:20:05
お疲れさまです!
00:20:12
ずっと考えてたんですよね。
00:20:15
最速で デビューするには
どうしたらいいかって。
00:20:19
もちろん 月例賞で入選取れれば
一番よかったんですが→
00:20:23
「NEXT!」に読切
次は本誌で試して… なんて→
00:20:27
面倒な遠回りは したくないし。
心の声
何だ?
00:20:31
ちょっと問題 起こして
編集部に呼んでもらえれば→
00:20:35
そこに新しいネームを
持っていけば…。 まさか→
00:20:39
その場で 編集長に読んでもらえる
とまでは思ってませんでしたけど。
00:20:43
じゃあ
ネットに作品をUPしたのは…。
00:20:45
はい。 やって正解でしたね。
作品に自信はありましたから。→
00:20:50
そして ああなってしまえば
僕を放っておけなくなる。
00:20:54
やっぱり計算だったんだ。
00:20:56
さすが亜城木先生。
ここまで計算だと→
00:21:00
編集部の人は
誰一人 疑いもしていない。
00:21:03
僕が そう思われないよう
振る舞ってるのもありますけどね。
00:21:06
最終候補に残った作品を
勝手にUPしていいわけがない。
00:21:11
そんな事 分かってますよ。
バカじゃないんですから。
00:21:15
そんな顔しないで下さいよ。
00:21:17
亜城木先生も いろいろ
実験してるじゃないですか。
00:21:21
読切2本 連続掲載…→
00:21:24
「ひらめきタントくん」に至っては
自分から連載 やめてますよね?
00:21:27
何で それを?
00:21:30
こっちから仕掛けないと
駄目ですよね。
00:21:32
そういう意味でも
亜城木先生は すごい。
00:21:36
若いのに
編集の言いなりになってない。
00:21:39
僕は 編集者って
信用してないんです。
00:21:42
特に僕の担当 あの人は駄目だ。
00:21:46
勉強ばかりしてきた大学出たての
人に マンガの何が分かるんですか。
00:21:51
僕たちの方が分かってる。
そう思いませんか?
00:21:56
彼らにマンガを描いてみろと言っても
ろくなもの描けませんよ。
00:22:00
話の1本も書けない。
00:22:02
でも アドバイスはもらえる。
そうですよ。
00:22:05
人に意見してもらう事も大切だ。
00:22:07
だから ネットにUPしたんです。
00:22:10
僕は 「シンジツの教室」に意見をくれた
何千人もの中から→
00:22:14
信頼できる 50人の判定人を
確保しました。
00:22:18
今日 編集部に持っていったネームも
彼らに事前に見てもらい→
00:22:22
一緒に考えながら
直しを加えたものです。
00:22:26
おかげで一発で
読切掲載になりそうです。
00:22:30
いいやり方だと思いませんか?
00:22:32
50人… 「シンジツの教室」は
1人で描いたんですよね?
00:22:36
いいえ。 あれも ネットで見つけた→
00:22:39
僕が才能を認めた4人に
意見してもらってます。
00:22:42
自分で考えていなかったんだ…。
00:22:45
誰が考えようと それをまとめ
作品にしているのは僕ですから→
00:22:49
僕の作品ですよ。
00:22:52
このやり方で 「ジャック」のトップに
上り詰めてみせます。
00:23:02
♪♪~(エンディングテーマ)
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