00:00:33
(亜豆美保)ただいま。
00:00:35
(亜豆美雪)おかえり。
今日は遅かったのね。→
00:00:38
お父さん 心配してるわよ。
ごめんなさい。
00:00:41
御飯 用意できてるから。
分かった。
00:00:45
(美雪)どうしたの? 美保。
何かあったの?
00:00:49
ううん。 別に…。
00:00:51
そう。
着替えてくる。
00:00:54
♪♪~
00:01:01
(事務所社長)
回想
こんなチャンスを棒に振るのか。
00:01:04
すみません。
売れてる声優にだって→
00:01:07
写真集なんて話は
なかなか来ないんだぞ。
00:01:10
声優として一人前になる前に
こういう仕事は…。
00:01:14
もっと売れたいだろ。
ステップとして考えろ。→
00:01:16
どうしても声優をしたければ アイドル
として売れてからでもいいだろ。
00:01:21
もう「聖ビジュアル女学院」の
エンディングみたいなのは…。
00:01:26
(事務所社長)あれは大成功だ。→
00:01:28
大して うまくもない歌で
現にこういうオファーが来てるんだ。
00:01:31
いいか これを断ったら声優として
生き残るのも難しいと思え!→
00:01:35
世の中そんなに甘くないんだ!
00:01:38
すみません。
少し考えさせて下さい。
…ったく。
00:01:48
♪♪~
00:01:56
♪♪~
(オープニングテーマ)
00:02:08
♪♪~
00:02:32
♪♪~
00:03:00
♪♪~
00:03:41
(真城最高)今日も…→
心の声
00:03:44
空気が… 重い。
(せき)
00:03:48
(見吉香耶)2週間ぶりぶりだね~。
00:03:51
(高木秋人)あくまでも仕事だぞ。
うん!
00:03:53
行儀良くな。
分かってるって。
00:03:56
で アシスタントに来てくれた女の子って
かわいい子?
00:04:00
見吉ほどじゃないから安心しろ。
00:04:02
私ほどだったら
どうにかなる可能性あるって事だ。
00:04:05
違~よ。
00:04:09
心の声
ああ… 見吉呼んだからって
雰囲気変わるか分かんないよな。→
00:04:13
ここは やっぱり僕が…。→
00:04:15
って テレビ ラジオは もう試したし。
他には…。
00:04:20
≪(見吉)お邪魔しま~す!
00:04:23
おはようございます。
おはようございま~す!
00:04:26
えっと… いきなりなんですけど→
00:04:29
僕の同級生で
おつきあいをしている…。
00:04:31
見吉香耶です。
よろしくお願いしま~す。
00:04:34
(加藤奈津実)あっ 加藤です。
よろしくお願いします。
00:04:37
(小河直人)
小河です。 よろしく。
00:04:39
で 真ん中で作業してるのが
高浜さん。
00:04:42
よろしくお願いします~。
00:04:47
小河さん いきなりすみません。
00:04:49
ベタくらいなら
彼女にもできると思うので。
00:04:52
(見吉)遠慮なく言って下さい。
00:04:55
そういう事なら… やってもらえる
ものは やってもらう方向で。
00:04:59
教えてもらえれば何でもやります。
その他雑用お申しつけ下さい。
00:05:15
人数が増えて
心の声
息苦しくなっただけのような。
00:05:20
いや 6人もいて
おとなしすぎるだろ。
00:05:23
心の声
さすが チーフ!
ですよね~!
もっとこうワキアイアイと。
00:05:26
とは言っても
何 話していいんだか。
00:05:29
小河さん 彼女とかいるんですか?
大人の魅力いっぱいですけど。
00:05:34
いきなり そういうプライベートな事を!
00:05:37
一緒に暮らしてる彼女がいて
おなかに子供も。
00:05:41
(一同)え~?!
一緒に暮らしてるって事は
その…。
00:05:45
(小河)うん 結婚はまだ。
(見吉)やっぱ大人だ~。
結婚…。
心の声
00:05:48
さすが 掛け持ち。
(小河)いっぱい稼がないとね。
00:05:51
(見吉)いつ生まれるんですか?
(小河)まだまだ先なんだけどね。
00:05:54
(見吉)男の子ですか?
女の子ですか?
(小河)いや~。
00:05:59
お先に失礼します。
00:06:01
失礼します。
お疲れさまでした。
00:06:04
明日もお願いします。
(ドアの開閉音)
00:06:07
(ため息)
(見吉)2人ともお疲れ~。
00:06:10
見吉もな。
悪かったな。 急に呼び出して。
00:06:14
マンガ描けて楽しかった。
小河さんの事は ビックリしたけど。
00:06:19
それで 他の所でも
アシスタントしてんだな。
(見吉)他の所?
00:06:23
ああ 月火は「少年スリー」の
先生の所へ行ってるんだって。
00:06:28
パパになるから頑張ってんだ。
そうかもな。
00:06:32
見吉も 今日はもう上がってくれて
いいよ。 やる事ないし。
00:06:35
じゃあ テレビ見せてよ。
高木が新年会で当てたやつ。
00:06:39
これから編集の人と打ち合わせ。
(見吉)え~。
00:06:43
売れっ子は忙しいのね。
まだ売れてないって。
00:06:48
(小河)
いきなり彼女連れて来たのは
ビックリしたよ。
00:06:51
私は 女の人が来てくれて
ちょっとホッとしました。
00:06:55
人手も増えたし 加藤さんが
自分の作品描く時は 調整するよ。
00:07:00
あっ いえ…。 私は
アシスタントできてるだけで幸せです。
00:07:05
(小河)
そう言わないで頑張れば?→
00:07:07
僕は マンガの専門学校
行ったんだけど→
00:07:10
その時から
ストーリーが作れないと言われてさ。
00:07:13
(加藤)そうなんですか。
絵は描けても話は作れない。
00:07:17
だから アシスタントの腕だけ
磨いてきたんだ。
00:07:20
まあ 今では それでもよかったと
思ってるけどね。→
00:07:24
十分食べていけるし。
00:07:26
(加藤)私 小河さんの事 すごいと
思います。 とっても勉強になるし。
00:07:30
(小河)そうかな?
(加藤)はい。
00:07:32
(港浦吾郎)
アシスタント そろそろ慣れたか?
00:07:35
はい。 何とか。
そうか。
00:07:37
じゃ 4話の打ち合わせやるぞ。
(最高 秋人)はい!
00:07:40
高木君 ライバル考えたか?
00:07:42
えっと…
主人公を捕まえようとする刑事→
00:07:45
銭形風なのを考えたんですが
少年マンガっぽくないかもと。
00:07:50
ん? そうか? ライバルはいるだけで
盛り上がるもんだ。 アッハッハッハ!
00:07:55
なら 何で4話からなんです?
もっと早くても…。
00:07:59
服部先輩が良しとして 連載会議に
出した所には 手を加えられない。
00:08:04
もし3話目までで アウトなら
先輩の責任だ。→
00:08:07
しかし 4話目からは
1話目の結果を見て描けるから→
00:08:11
ネームは 2パターン用意しておく。
00:08:14
1話目が良ければ
その流れで作る話。
00:08:16
あまり良くなければ
大胆に変えた話。
00:08:19
良くなかったらって…
港浦さん→
00:08:22
3話目までは
正直どう思ってるんですか?
00:08:24
言っていいのか?
はい。
00:08:27
正直に言うぞ。
いいんだな?
言って下さい。
00:08:30
腹割って話さなきゃ 本当の
打ち合わせなんて できません。
00:08:34
僕は 硬いと思ってる。
硬い?
00:08:38
(港浦)でも ベストだとは思ってる。
どっちなんですか?
00:08:41
う~ん 何て言うか
人気マンガになっちまえば→
00:08:44
遊びも入れられるが
最初は みんな必死。
00:08:47
余裕がない。 僕はもっと
無駄がある方が好きだ。→
00:08:50
しかし 1話から3話までで
話を完結させているから→
00:08:54
遊ぶ隙間がない。
だから あの3話は ベストだ。→
00:08:58
いや もう変えようがない。→
00:09:00
服部先輩の真面目さがすごく出て
きっちりしている。→
00:09:04
もしかしたら し過ぎている。
00:09:06
僕はまだ下っ端だから 先輩の
やり方が正しいとも思ってる。
00:09:10
でも マンガは担当の好みで
どうしても少しは変わる。
00:09:14
はっきりしない言い方ですね。
00:09:17
じゃあ 人気が取れると
思いますか? 連載が続くと…。
00:09:20
やるからには 絶対
人気が取れると思ってやる!
00:09:24
作っている人間が面白いと思って
作らなきゃ→
00:09:26
作品は 絶対に面白くならない!→
00:09:29
そして 自分たちの作品を
楽しんでくれる人がいる。→
00:09:32
それを喜びとし より楽しんで
もらえるように話を作っていく!
00:09:37
悪い人じゃないんだけどな~。
と思うけど…。
00:09:42
「TRAP」の事
真剣に考えてくれてるし→
00:09:45
言われたとおり
4話目はネーム 2パターン考えるか。
00:09:48
ああ…。
メール 今日も来なかったのか?
00:09:52
あ… うん。
00:09:56
明日 見吉に聞いてみるよ。
00:09:59
悪い。
00:10:08
回想
(事務所社長)
写真集 やるかやらないか
今月中に返事だ。 いいな!
00:10:17
(見吉)えっ 美保?
00:10:19
そういえば
最近 連絡取ってないや。
00:10:22
そっか。
分かった。
夜にでも電話してみる。
00:10:26
おお サンキュー。
00:10:28
私も アシスタントとして
先生の役に立たなきゃ!
00:10:31
とにかく頼んだぞ。
うん。 任せといて!
00:10:37
(イヤホンからの音漏れ)
00:10:44
(ため息)
00:10:46
心の声
どうしよう…
やっぱり僕が注意した方が。
00:10:49
(加藤)先生。
あ はい!
00:10:52
ちょっと お聞きしたい事が。
すみません!
何かミスってました?
00:10:55
あ いえ。
このコマの効果なんですけど。
00:10:58
ああ 分かりづらかったですか?
(加藤)ちょっと イメージ湧かなくて。
00:11:03
(小河)ふ~!
00:11:06
どう? 2人とも。
そろそろ終電だけど。
00:11:10
今日の分は 終わりました。
高浜君は?
00:11:13
まだ少し残ってるか。 加藤君 悪い
けど手分けしてやっちゃおうか…。
00:11:18
えっ いいの?
00:11:22
じゃ 上がらせてもらおうか。
(加藤)いいんですか?
00:11:25
(小河)うん。 高浜君のペースなら
問題ない数だし。
00:11:29
明日の分は 用意しときますんで。
(小河)お願いします。
00:11:34
じゃ 僕たちはこれで。
お先に失礼します。
00:11:38
お疲れさまです。
00:11:41
あ…。
00:11:44
高浜さんも上がっていいですよ。
00:11:46
僕は 家に持って帰って
やりますから。
00:11:48
(高浜昇陽)いいえ。
今日の分は 仕上げて帰ります。
00:11:51
あ… じゃあ
僕も もう少しここで。
00:12:00
僕 ディズニー 好きなんです。
え?
00:12:03
ディズニー目指してるんです。
00:12:05
ディズニー…。
はい。
00:12:08
マンガ家目指してるんだから
夢は大きくていいと思うんです。
00:12:13
そうですね。
そう思います。
00:12:16
でも 何で急にそんな話を?
00:12:19
先生の仕事ぶり 高校行きながら
連載 尊敬できます。→
00:12:25
でも
さっき帰った2人は 駄目です。→
00:12:28
アシスタント作業に満足してるんです。
話が合うとは思えません。
00:12:33
小河さんは アシスタントの道を
極めようとしてるし→
00:12:37
腕もあるから理解はできます。→
00:12:39
でも 加藤さんなんて アシスタントを
してる自分が好きなんです。→
00:12:44
話が合うはずないです。
00:12:47
だから 真城先生には
頑張ってほしいんです。
00:12:50
ああ はい… でも
その先生ってのは勘弁して下さい。
00:12:55
(高浜)じゃあ 真城さんにします。
2人にも言っておいて下さい。
00:12:58
(高浜)
それは自分で言って下さいよ。
はい…。
00:13:03
(2人)ハッハハ…。
00:13:05
真城さんって
どんなマンガ 好きなんですか?
00:13:08
えっ 僕は「あしたのジョー」。
「ジョー」ですか!
00:13:11
かっこいいですよね。
男のマンガって感じで。
00:13:15
へ~ 高浜さんと?
00:13:17
話盛り上がっちゃって
ペン入れ 終わんなかった。
00:13:20
いいんじゃね?
コミュニケーション取るのも大事だろ。
00:13:24
俺 このまま仕事場行く。
00:13:26
小河さんたち来るまでに
終わらせたいし。
00:13:28
俺も日直終わらせたら
すぐ行くから。
ああ。
00:13:34
心の声
あっ… 亜豆の事 聞くの忘れた。
00:13:39
心の声
我ながら すげ~ シンプル。→
00:13:42
送信!
何あれ?
しっ 聞こえちゃうよ。
00:13:47
(メールの着信音)
あれ?
00:13:50
心の声
短っ!
でも ちゃんと返してくれた。
00:13:55
(メールの着信音)
00:13:57
また…。
00:14:12
何て返事すれば…。
心の声
00:14:19
心の声
本当は嫌だけど
やめてほしいとも言えないし…。
00:14:30
(メールの着信音)
00:14:34
心の声
裸~?!→
00:14:36
な… 何言ってるんだ 亜豆!→
00:14:40
ていうか 亜豆って冗談でも自分の
裸見てほしいなんて言うか?
00:14:46
(メールの着信音)
00:14:52
心の声
こ これ 冗談なんかじゃない!
00:14:58
[TEL](呼び出し音)
00:15:01
[TEL]
00:15:10
[TEL](呼び出し音)
00:15:14
(電話を切る音)
00:15:16
(メールの着信音)
00:15:37
[TEL]
00:15:41
[TEL](呼び出し音)
00:15:43
[TEL]
00:15:47
心の声
何で出てくれないんだ?
00:15:49
(見吉)そうしたら 根岸君
いきなり歌いだしてさ~。
00:15:53
(女子A)何それ~。
(女子B)ネギっち おかし~。
00:15:55
(見吉)でしょ? んで…。
00:15:58
あれ? あの人って確か…。
香耶の彼氏の友達だっけ?
00:16:04
見吉 ちょっといいか?
00:16:06
(女子A)もしかして告白?
(女子B)うそ! 修羅場じゃん。
00:16:12
サイコーが 亜豆ん家の住所
教えてくれって言ったんだな?
00:16:15
うん。 すっごい怖い顔してた。
00:16:17
何やってんだ サイコー。
で 亜豆は?
(見吉)え?!
00:16:21
「え?!」じゃねえよ。
連絡してくれたんだろ? 見吉!
00:16:26
このままだと声優の仕事
なくなるかもって。
00:16:29
ちょっと元気なかった。
00:16:32
心の声
ちくしょ~!→
00:16:34
一体 どうなってんだ~!
危ないよ 高木!
00:16:38
亜豆は
心の声
ずっと一人で 悩んでたんだ。→
00:16:41
何で僕は もっと早く
気づいてやれなかったんだ。→
00:16:44
おかしなところは
いくらでもあったのに。
00:16:46
(ブレーキ音)
00:16:48
原稿ほったらかして デートかよ!
シュージン…。
00:16:52
」
連載1話目だぞ。「夢がかなったら
って さんざん言ってたのに→
00:16:55
何で今なんだ?
00:16:59
戻ったら描くよ。
ふざけんな!
00:17:01
亜豆ん家まで
どんだけかかると思ってんだ!
00:17:03
お前が原稿進めないと
アシスタントの手も空いちまうんだぞ!
00:17:07
電話にも出ないんだ。 放せ!
00:17:10
冷静になれって。
亜豆に何があったんだよ?
00:17:13
何があったか分からないから
話ができないから行くんだ!
00:17:17
わっ!
ちょっと… 真城~!
00:17:22
見吉 亜豆に電話だ!
駄目。
さっきからかけてるけど出ない。
00:17:26
じゃあ 家の方。
分かった。
00:17:28
でも 美保ママが出るよね きっと。
00:17:32
俺がする。
00:17:34
[TEL]
00:17:37
はい 亜豆です。
00:17:39
[TEL]美保さんの中学の時の同級生の
高木と申します。
00:17:43
あら お久しぶり。
00:17:45
ご無沙汰してます。
[TEL](美雪)元気だった?
00:17:47
ええ まあ。 実は→
00:17:49
[TEL]今日は お願いしたい事が
ありまして。
00:17:54
(ノック)
00:17:56
≪(美雪)美保 入るわよ。
00:18:06
美保 高木君から電話。
00:18:12
話したくないなら電話に出て
自分で そう言いなさい。
00:18:15
もしもし 高木君
美保に代わります。
00:18:18
[TEL]ああ… はい。
00:18:26
亜豆さん?
聞いてくれてると思って話すよ。
00:18:29
[TEL]サイコーは
亜豆さんの家に向かった。→
00:18:33
描かなきゃいけない原稿
放り出して行った。
00:18:35
いいのか? もしそれでいいなら
亜豆さんの事 見損なったよ!
00:18:39
(発車ベル)
00:18:44
(アナウンス)ドアが閉まります。
すいません!
00:18:46
[TEL]
00:18:56
亜豆さん 大丈夫?
[TEL]ごめんなさい!
00:18:59
戻って マンガ描いて!
00:19:02
[TEL]高木君が家に電話くれて…→
00:19:04
みんなに迷惑かけちゃって
本当にごめんなさい!
00:19:07
≪元気のないところ
見せちゃいけないと思って→
00:19:11
電話に出られなくて。
00:19:13
でも 私のせいで真城君が マンガ
描けなくなるなんて もっと駄目。
00:19:18
いや。 だから早く戻って
マンガ描いて!
00:19:21
でも 亜豆さん 写真集の事で
悩んでるんだよね?
00:19:25
[TEL]うん。
じゃあ 行って話した方が…。
00:19:28
[TEL]真城君 1つだけ教えて。
え? 何?
00:19:33
声優として成功するためとか
関係なく→
00:19:37
私が写真集出したら
うれしい? 嫌?
00:19:43
嫌です! 亜豆さんの写真集なら
見たいけど→
00:19:46
他の人には見せたくない!
独り占めしたい!
00:19:52
答えてくれてありがとう。
写真集はやらない。
00:19:56
今の私がやるのは違うと思う。
00:20:01
ゆうべ 小学校の卒業文集見てた。
00:20:04
将来の夢 「声優」って書いた
自分の所。
00:20:09
夢?
[TEL]うん。
00:20:11
声優って仕事があるんだって
知って→
00:20:14
純粋になりたいって思った
あの時の気持ちを大切にしたい。
00:20:19
[TEL]僕も同じかも…。
00:20:21
小学校の時 マンガ家に憧れて ノートに
鉛筆で マンガをいっぱい描いてた。
00:20:29
でも 現実を知って一度諦めた。
[TEL]現実?
00:20:34
うん。 マンガで頑張りすぎて
死んじゃった人がいて…。
00:20:40
[TEL]その世界をよく知ったり
足を踏み入れると→
00:20:44
理想と現実が違ったりして→
00:20:46
くじけそうになる事が
あるかもしれない。
うん。
00:20:50
でも それは みんなが通る道で
何度も壁に当たって→
00:20:56
それでも くじけなかった人が
夢をかなえていくんだと思う。
00:21:00
[TEL]そうだよね。
私も一歩一歩実力をつけてく。→
00:21:06
真城君と話して
気持ちの整理がついた。→
00:21:09
元気になったから
安心して マンガ描いて。
分かった。
00:21:13
それとこれからは何でも話します。
泣いちゃってても…。
00:21:19
私 意地っ張りで
強がりでごめんね。
00:21:22
そうだよ。 「励まし合って頑張る」
って言ったの亜豆さんじゃないか。
00:21:28
話せないんじゃ 励ませない。
[TEL]うん。
00:21:31
真城君 いつか2人で 海 行こ。
そして写真いっぱい撮ろうね。
00:21:37
うん 必ず。
これも夢がかなった時の約束。
00:21:42
[TEL]私 お弁当持ってく。
じゃあ それも約束。
00:21:48
[TEL]夢が どんどん増えていく。→
00:21:50
けど 夢は語ってるだけじゃ
現実にならない。
うん。
00:21:55
もう大丈夫そうだから切るね。
[TEL]ありがとう。 真城君。
00:22:00
それじゃ。
[TEL]うん。
00:22:02
(見吉)真城~!
00:22:04
せっかくのデートのチャンス
邪魔して悪かったな サイコー。
00:22:09
ごめん シュージン。
00:22:12
あ…。
00:22:15
とにかく帰ってペン入れ。
00:22:19
(見吉)美保に写真集の話ね~。
00:22:22
ああ 結局 断っちゃったけどな。
00:22:25
それで 声優の仕事は
続けられるのか?
00:22:28
うん。 新しいオーディションの話
もらえましたって メールもらった。
00:22:32
(見吉)うん 私にも来た。→
00:22:34
それと 高木君にも
ちゃんと謝っておいてって。
00:22:38
ほんと あん時は ヒヤヒヤしたぜ。
悪かったよ。
00:22:42
でも そのあと順調だったし
何より→
00:22:46
無事に「TRAP」の連載
始まったんだから。
00:22:48
ああ ついに始まった。 あとは
アンケートの結果がどう出るか だよな。
00:22:54
ああ。 1位で当たり前の
1話だからな。
00:22:59
[TEL]
00:23:03
港浦さんからだ。
速報の結果だよな。
00:23:06
多分…。
出るぞ。
00:23:10
♪♪~
00:23:13
はい 高木です。
00:23:17
♪♪~
(エンディングテーマ)
00:23:25
♪♪~
00:25:33
<ピーター・ドラッカー。→
00:25:36
マネジメントの父と呼ばれる
経営学の大家。→
00:25:41
その著書「マネジメント」は 現代ビジネスマンの
バイブルといわれている。→
00:25:47
これは その「マネジメント」を手にした
一人の女子高生が→
00:25:51
ごく普通の野球部を→